要点
- 日付
- 毎年 1月20日
この日の暦(2026年)
芸妓の結婚が由来
玉の輿の日は、1905年1月20日の出来事にちなむ記念日です。この日、京都の芸妓だったお雪が、アメリカの財閥モルガン家の一員であるジョージ・モルガンと結婚しました。記念日の日付は、この結婚の日からとられています。
祇園の芸妓が、海を越えて富豪の一族に嫁いだのですから、大きな話題になりました。お雪は「日本のシンデレラ」と呼ばれ、のちに「モルガンお雪」の名で知られるようになります。
結婚までの曲折
お雪の分骨を納める京都の五大堂同聚院によると、お雪の本名は加藤ゆき(1881年8月7日〜1963年5月18日)です。祇園では胡弓の名手として知られていました。
同聚院の説明では、祇園に立ち寄っていたモルガン氏がお雪に一目惚れして求婚しましたが、お雪はなかなか首を縦に振りませんでした。そこでモルガン氏は巨額の落籍金を用意して結婚を迫ります。ところが、そのことでお雪は「金で身を売った芸妓」と周りから揶揄され、新聞や雑誌の格好の的となって、自殺を図るほど追い詰められてしまいました。
見かねた菩提寺・同聚院の住職は、不動明王をまつる五大堂にしばらく籠もるよう勧めます。お雪が数週間参籠するあいだ、祇園の芸妓たちは毎日弁当を届けたといいます。やがてお雪は、自分を一途に見つめるモルガン氏の思いに気づき、当時は難しかった国際結婚を決意しました。同聚院は、結婚記念日の1月20日が「玉の輿」の日とも呼ばれていると紹介しています。
海を渡ったあとの暮らし
アメリカに渡ったお雪は、ニューヨークの社交界に足を踏み入れたとして現地の新聞の注目を集めました。ただ、同聚院は、キリスト教国で人種差別も強かった現地での苦悩は計り知れなかったと書いています。
神戸新聞の記事によると、夫婦は人種差別に苦しみ、ヨーロッパを転々としたあと、神戸・須磨の一ノ谷町にたどり着きました。1910年ごろから数か月、外国人の館が建ち並んで「異人山」と呼ばれた地区に住んだとされています。近くの安徳宮には、裏面に「モルガンユキ」と刻まれた灯籠が残り、1911年に寄進されたものです。須磨での暮らしの4年後に夫と死別したお雪は、長くフランスに暮らし、太平洋戦争を前に帰国して、晩年を京都で過ごしました。
同聚院によると、お雪は夫を追ってカトリックに改宗したあとも、同聚院での先祖供養を欠かさなかったといいます。三回忌の際には、フランスのバラの名門メイアン氏がお雪を慕って開発した新種の白バラ「ユキサン」が京都市に贈られました。京都市に残る記録では、1965年3月にフランス生花業者全国連合会の一行135名が京都を訪れ、新種のバラ100本を寄贈したとされています。同聚院の境内では、今もユキサンを見ることができます。
「玉の輿」という言葉
「輿」は、人を乗せて担ぎ手が運ぶ乗り物のことです。「玉の輿」は、身分の高い人が乗る、美しく飾られた輿を指します。そこから転じて、身分の高い人や裕福な人と結婚し、自分も高い地位や豊かな暮らしを得ることを表すようになりました。
ふだんは「玉の輿に乗る」の形で使われることが多く、おもに女性の結婚について言われてきた言葉です。
辞書で言葉の意味を引く
「玉の輿」を国語辞典で引いてみてください。「輿」の字の意味や用例も、あわせて確かめられます。
よくある質問
Q&A 玉の輿の日はいつ?
1月20日です。モルガンお雪の結婚記念日にちなみます。
モルガンお雪の本名は?
加藤ユキです。京都・祇園の芸妓でした。
「ユキサン」とは何?
お雪を慕って開発された、フランス生まれの白バラです。
出典
SOURCES- 五大堂同聚院「モルガンお雪」 https://www.doujyuin.jp/yuki_morgan
関連リンク
- 神戸新聞「モルガンお雪も住んだ『異人山』 当時の灯籠、今も」 https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sumamonthly/201906/0012428840.shtml
SNS 投稿文例
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- 文例 1
1月20日は #玉の輿の日 。京都・祇園の芸妓お雪が、アメリカの財閥モルガン家のジョージ・モルガンと結婚した日にちなみます。「日本のシンデレラ」と呼ばれました💐 #今日は何の日
- 文例 2
京都の五大堂同聚院には、モルガンお雪の分骨が納められています。境内では、お雪を慕って開発された白バラ「ユキサン」が見られるそうです💐 #玉の輿の日 #今日は何の日
- 文例 3
1月20日は #玉の輿の日 。当店では[実施する施策(ブライダルの相談会など)]で、お二人の新しい門出を応援します💐 #今日は何の日
SAME DAY 1月20日は、こんな日でもあります
- 文化
二十日正月
二十日正月(1月20日)は、正月行事を締めくくる節目とされる伝統行事の日。正月用の魚や餅を食べ尽くすことから、骨正月と呼ぶ地方もある。
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インクルーシブを考える日
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ぬか床の日
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