要点
- 日付
- 毎年 10月15日
- 制定者
- 白い三輪車の会
- 認定
- 日本記念日協会
この日の暦(2026年)
由来
白杖の日は、広島県広島市佐伯区に拠点を置く視覚障害者の集い「白い三輪車の会」が制定しました。同会は、視覚障害者が自立して積極的に社会に参加し、生活を向上させることを目指して活動しています。
この記念日のねらいは、視覚障害者が持つ白い杖「白杖(はくじょう)」の意味や役割を、多くの人に知ってもらうことです。あわせて、白杖を持つ人が安全に歩き、暮らせるようにすることや、視覚障害者への理解を深めてもらうことも目的としています。
日付は、国際盲人連盟(現在の世界盲人連合)が1970年に10月15日を「国際白杖の日」と定めたことにちなみます。日本の白杖の日も、この国際的な記念日と同じ日です。
法律が定める「白色又は黄色のつえ」
白杖は法律にも出てきます。道路交通法第14条は、目が見えない人(目が見えない人に準ずる人を含みます)が道路を通行するときは、政令で定めるつえを携えるか、政令で定める盲導犬を連れていなければならないと定めています。そのつえの色を決めているのが道路交通法施行令第8条で、「白色又は黄色のつえ」としています。
同じ第14条は、目が見えない人以外が、このつえを携えて道路を通行することも禁じています。ただし、耳が聞こえない人や、政令で定める程度の身体の障害がある人は除かれます。
運転する側の決まりもあります。運転者が守ることを並べた道路交通法第71条は、目が見えない人がこのつえを携えたり、盲導犬を連れたりして通行しているときは、一時停止するか徐行して、その通行を妨げないようにすることを求めています。
日本歩行訓練士会は、白杖の携行が義務づけられている理由を次のように説明しています。車両の運転者は障害のある人の安全に特に配慮する義務を負っていて、その対象であることが周りから分かるようにするためだといいます。なお、厚生労働省の補装具の基準では、白杖は「視覚障害者安全つえ」という名前で載っています。
白杖とは
白杖は、目が見えない人や見えにくい人が歩くときに使う白い杖です。役割は大きく分けて二つあります。
一つは、足元や前方の様子を確かめることです。杖の先で地面に触れながら、段差や障害物、点字ブロックの位置を知る手がかりにします。
もう一つは、持ち主に視覚障害があることを周りの人に知らせることです。白杖が目に入れば、道を空けたり、気を配ったりしやすくなります。白杖は、使う本人のための道具であると同時に、周囲への合図にもなっているわけです。
白杖を使う人の見え方はさまざまです。まったく見えない人だけでなく、少し見える人も使っています。白杖を持っているからといって、まったく見えないとは限りません。
3つの機能と、目的で変わる杖
日本歩行訓練士会は、白杖の機能を3つに整理しています。視覚障害があることを周りに知らせること、触覚を通じて路面の情報を集めること、路面の障害物を見つけることです。見えない、見えにくい状態で知らない場所を歩くときの怖さの一つは「そこに道があるか」だといいます。駅のホームや下り階段、側溝などに落ちないよう、次に足を運ぶ場所に路面があるかを杖で確かめるわけです。
形は、つなぎ目のない直杖、つなぎ目のある折りたたみ式、アンテナのように伸び縮みする伸縮式の3種類があります。白杖だけで歩くには2歩先を探れる長さが必要で、そのための杖を「ロングケーン」と呼びます。主に周りへ視覚障害を知らせるために使う短めの杖は「IDケーン」、体を支える杖の特徴を併せ持つものは「身体支持杖(サポートケーン)」です。
グリップの上にはゴムひもが付いていることが多く、これはフックなどに掛けるためのものです。同会は、ここに手首を通して使うと、車などに白杖を巻き込まれたときに体ごと引き込まれる危険があるとして、腕を通して使うことは好ましくないとしています。
白杖を持つ人に、ひと声かける
駅や交差点で、白杖を持つ人が迷っているように見えたら、「何かお手伝いしましょうか」と声をかけてみてください。そのとき、杖や腕をいきなりつかまないようにします。手伝いが必要かどうか、どう手伝えばよいかをまず本人に聞き、それから動きます。
声をかける場面がなくても、普段からできることがあります。点字ブロックの上に、自転車や荷物を置かないようにしましょう。
車を運転する人は、白杖や黄色い杖を持った人を見かけたら、一時停止か徐行をすることを思い出してください。
よくある質問
Q&A 白杖の日はいつ?
10月15日です。国際白杖の日と同じ日です。
白杖の日は誰が制定した?
広島市の視覚障害者の集い「白い三輪車の会」です。
白杖を持つ人がいたら車の運転者は?
一時停止か徐行をして、通行を妨げないようにします。
黄色い杖も白杖と同じ扱い?
政令は「白色又は黄色のつえ」と定めています。
出典
SOURCES- 日本記念日協会「白杖の日」 https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=2937
- 日本歩行訓練士会「白杖(視覚障害者安全つえ)について」 https://www.nippokai.jp/useful/72.html
関連リンク
- e-Gov法令検索「道路交通法」 https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105
- e-Gov法令検索「道路交通法施行令」 https://laws.e-gov.go.jp/law/335CO0000000270
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
10月15日は #白杖の日 。広島市の視覚障害者の集い「白い三輪車の会」が制定しました。国際白杖の日と同じ日で、白杖の意味や役割を知ってもらう日です🦯 #今日は何の日
- 文例 2
道路交通法は、白杖を持って歩く人がいるとき、運転者に一時停止か徐行をして、その通行を妨げないよう求めています。きょう10月15日は白杖の日です🦯 #今日は何の日 #白杖の日
- 文例 3
10月15日は #白杖の日 。[視覚障害のある方への案内やサポートの取り組み]🦯 #今日は何の日
SAME DAY 10月15日は、こんな日でもあります
- 食
きのこの日
きのこの日(10月15日)は、日本特用林産振興会が1995年に制定した記念日。きのこの需要が高まる10月の中日にあたることに由来する。
由来を読む → - 健康
世界手洗いの日
世界手洗いの日(10月15日)は、国際衛生年であった2008年に、ユニセフなど国際機関・大学・企業など13組織からなる「せっけんを使った手洗いのための官民のパートナーシップ」が定めた記念日。せっけんを使った正しい手洗いを世界に広め、子どもの命を感染症から守ることを目的とする。
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化石の日(10月15日)は、日本古生物学会が化石や古生物学への関心を広めようと制定した記念日。日付は日本を象徴するアンモナイトの仲間、ニッポニテス・ミラビリスが1904年のこの日に新種として報告されたことにちなむ。
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九州あご文化の日(10月15日)は、長崎県や鹿児島県の自治体、久原本家グループなどでつくる九州あご文化推進委員会が制定した記念日。九州でトビウオを指す「あご」の伝統的な食文化を広めるのが目的。日付はあご漁が盛漁期を終える頃にあたり、「あ=1」「ご=5」の語呂合わせで10月15日とした。
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