要点
- 日付
- 毎年 7月2日
- 制定者
- 群馬県みなかみ町
- 認定
- 日本記念日協会
この日の暦(2026年)
1920年の初登頂を記念日に
谷川岳の日は、群馬県みなかみ町が制定した記念日です。谷川岳の麓に位置するみなかみ町が、町のシンボルである谷川岳をアピールすることを目的としています。
日付の由来は、谷川岳の初登頂です。日本記念日協会の説明によると、1920年7月1日、日本山岳会の藤島敏男と森喬の2人が、土樽の案内人・剣持政吉とともに土樽村から山へ入りました。一行は仙ノ倉山まで進み、三ノ沢へ下りています。
翌7月2日には、矢場尾根から茂倉岳を経て谷川岳へ。その後、天神峠から谷川温泉へ下りました。日本の登山史に残るこの初登頂の日が、記念日になっています。
観光庁の多言語解説文データベースに載るみなかみの解説は、この山行を「谷川岳の初縦走」と呼び、日付を1920年7月2日としています。藤島敏男(1896〜1976)と森喬(1896〜1989)がたどったのは、修験者や猟師が使っていた、土樽から谷川温泉までの山道でした。日本記念日協会は「初登頂」、観光庁の解説は「初縦走」と、呼び方が異なります。
霊山から「近くて良い山」へ
同じ解説によると、谷川岳は神の宿る霊山として崇められ、気軽に入れる場所ではなかったといいます。
1920年の山行は登山家の注目を集めました。ただ、谷川岳の名が広く知られるようになったのは、登山家の大島亮吉(1899〜1928)が「近くて良い山」とたたえてからのことです。1931年に上越線と土合駅が開業すると、東京の登山家にとって谷川岳はぐっと近い山になりました。
谷川岳という山
谷川岳は、群馬県と新潟県の県境にそびえる山です。周囲の山々とともに山並みをつくっています。
切り立った岩壁や深い沢をもつ山として知られる一方で、麓から景色を眺めたり、尾根歩きを楽しんだりする人も多くいます。ただし、山の天気は変わりやすいものです。登山者は装備や計画を整えてから山へ向かいます。
登山者が増えるにつれて事故も増え、谷川岳は世界でも有数の危険な山と見られるようになりました。観光庁の解説は、1966年に登山者37人が亡くなったことをきっかけに、安全対策の不備に対する強い抗議が起きたと記しています。群馬県は同じ年の12月20日に「群馬県谷川岳遭難防止条例」を公布し、1967年1月1日に施行しました。
条例は、マチガ沢や一の倉沢など谷川岳の東面と南面の岩場地帯を「危険地区」とし、ここに入る人に登山届の提出を求めています。届を出さずに登った人には、3万円以下の罰金が科されます。観光庁の解説によると、条例の施行で安全登山の指導も強まり、死亡者数は少しずつ減っていきました。
麓から谷川岳を眺めに
みなかみ町では2010年に、町の自然資源を守り、生かし、広めることを目的に谷川岳エコツーリズム推進協議会ができました。観光庁の解説によると、協議会は毎年、谷川岳の日(7月2日)と山開き(7月の第一日曜)に合わせて、1週間の「谷川岳ウィーク」を開いています。エコツアーや宿泊、飲食の料金が割引になるほか、天神平や一ノ倉沢、山麓を歩きながら地域の環境を学べます。
2017年6月14日には、ユネスコがみなかみ町と新潟県の一部からなる地域を、エコパーク(生物圏保存地域)に登録することを決めました。この地域の豊かな自然を生み出しているのは谷川連峰で、本州の北西側と南東側を分ける中央分水嶺にあたります。大雪が解けた水は、利根川の源流になります。
みなかみ町を訪ねる機会があれば、麓から谷川岳の姿を眺めてみてください。登山を計画するなら、出発前に天候や登山道の状況を公的機関の情報で確かめておきましょう。現地では、2021年に開設された谷川岳インフォメーションセンターで、天候や登山道の状況について最新の情報を得られます。
よくある質問
Q&A 谷川岳の日はいつ?
7月2日です。1920年の谷川岳初登頂の日にちなみます。
谷川岳の日は誰が制定した?
谷川岳の麓に位置する群馬県みなかみ町です。
谷川岳の初登頂をしたのは誰?
1920年の日本山岳会の藤島敏男と森喬で、案内人の剣持政吉が同行しました。
谷川岳遭難防止条例はいつから?
1967年1月1日に施行されました。
出典
SOURCES- 日本記念日協会「谷川岳の日」 https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=817
- 観光庁 多言語解説文データベース「みなかみの登山の歴史」 https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/common/001556844.pdf
- 観光庁 多言語解説文データベース「みなかみのエコツーリズム」 https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/common/001556831.pdf
- 観光庁 多言語解説文データベース「みなかみユネスコエコパーク」 https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/common/001556829.pdf
- 観光庁 多言語解説文データベース「谷川連峰」 https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/common/001556849.pdf
- 観光庁 多言語解説文データベース「みなかみのアウトドア」 https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/common/001556848.pdf
- 群馬県「群馬県谷川岳遭難防止条例」 https://www.pref.gunma.jp/uploaded/attachment/1338.pdf
- 地方自治研究機構「登山安全条例・遭難防止条例」 https://www.rilg.or.jp/htdocs/img/reiki/148_climbing.htm
- 群馬県「みなかみエコパーク ユネスコ登録決定」(ぐんま広報2017年8月号) https://www.pref.gunma.jp/site/gunmakouhou/15335.html
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
7月2日は #谷川岳の日 。1920年のこの日、藤島敏男と森喬が案内人の剣持政吉とともに茂倉岳を経て谷川岳に至り、谷川温泉へ下りました。日本の登山史に残る初登頂の日です⛰️ #今日は何の日
- 文例 2
きょう7月2日は谷川岳の日。谷川連峰は、本州を北西側と南東側に分ける中央分水嶺で、雪解け水は利根川の源流になります⛰️ #今日は何の日 #谷川岳の日
- 文例 3
7月2日は #谷川岳の日 。[店舗・施設名]では[実施する施策]を用意しています。山へ向かう方は、天候と登山道の状況を事前にご確認ください⛰️ #今日は何の日
SAME DAY 7月2日は、こんな日でもあります
- 食
うどんの日
うどんの日(7月2日)は、本場さぬきうどん協同組合(旧・香川県生麺事業協同組合)が1980年(昭和55年)に制定した記念日。讃岐地方で半夏生の頃に新麦のうどんを振る舞い農作業の労をねぎらう風習に由来し、毎年この日には献麺式が行われる。
由来を読む → - 国際
ユネスコ加盟記念日
ユネスコ加盟記念日(7月2日)は、1951年7月2日に日本が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に加盟したことに由来する記念日。
由来を読む → - 健康
アマニの日
アマニの日(7月2日)は、製粉・食品メーカーの株式会社ニップンが制定した記念日。一年のほぼ真ん中にあたる雑節「半夏生」の頃で、夏の健康管理にふさわしい7月2日が選ばれた。必須脂肪酸を豊富に含むアマニを食生活に取り入れるきっかけにしてもらうのが目的。
由来を読む → - 自然
全国なまずサミット・なまずの日
全国なまずサミット・なまずの日(7月2日)は、なまずを生かしたまちおこしに取り組む全国の自治体などでつくる全国なまずサミットが制定した記念日。7月2日を「0702」と見立て「な(7)ま(0)ず(2)」と読む語呂合わせに由来する。なまずの魅力を発信し、関連産業や観光の振興につなげるのが目的。
由来を読む → - 食
夏の長野県産レタスの日
夏の長野県産レタスの日(7月2日)は、全国農業協同組合連合会長野県本部が制定した記念日。「な(7)つ(2)」と読む語呂合わせにちなむ。高原の冷涼な気候で育つみずみずしい長野県産レタスの魅力を伝え、夏場の消費拡大につなげることが目的。
由来を読む → - 食
北海道米「ななつぼし」の日
北海道米「ななつぼし」の日(7月2日)は、北海道米販売拡大委員会が制定した記念日。「なな(7)つ(2)ぼし」と読む語呂合わせにちなむ。バランスの良い味わいで冷めても美味しい道産ブランド米への愛着を高め、消費の拡大につなげることが目的。
由来を読む →
