要点
- 日付
- 毎年 2月5日
- 制定者
- 滋賀県蒲生郡日野町
- 認定
- 日本記念日協会
この日の暦(2026年)
由来
近江日野商人の日は、滋賀県蒲生郡日野町が制定した記念日です。日本記念日協会にも認定されています。
近江日野商人は、江戸時代から特産品を携えて各地へ行商に出かけ、行商先に出店を構えて大成した商人たちです。勤勉で質素倹約、そして社会貢献を大切にしました。日野町はこの記念日を通じて、そうした商人文化を受け継ぎ、その価値と魅力を広く発信することを目指しています。
日付は、商人どうしが互いに支え合う組合「日野大当番仲間」にちなみます。この組合が毎年2月5日を「大寄り合い」の日として集まっていたことから、2月5日が選ばれました。
日野大当番仲間のしくみ
東洋大学の幸田浩文氏の論文「近江日野商人の独自性と売薬行商の展開」(2018年)によると、日野大当番仲間は1680(延宝8)年に発足しました。株仲間ではなく、日野という土地のつながりで結ばれた組合で、800名以上が参加したといいます。加入は強制ではなく、入るのも抜けるのも自由でした。
名前の「当番」は、日野の商人を6つの組に分け、各組が1年ごとに持ち回りで組合の事務を担ったことに由来します。のちに、当番が取りまとめる組合そのものを大当番仲間と呼ぶようになったとされています。
1690(元禄3)年の取り決めには、行商先で売掛金を回収できないときに仲間が一緒に訴え出ることや、街道の宿場に決まった宿(定宿)を設けることが定められていました。定宿には仲間から鑑札が配られ、1770(明和7)年には東海道と中山道で181軒を数えたといいます。軒先には「日野商人定宿」の看板が掲げられました。各地を旅する商人にとって、定宿は仲間との連絡や荷物の受け渡しの拠点でもありました。
大当番仲間の活動は明治時代の初めまで200年あまり続き、明治時代に発足した日野商人組合へとつながっていきます。
近江日野商人と「三方よし」
近江商人とは、近江国(現在の滋賀県)を拠点に各地で商いを行った商人の総称です。そのなかでも日野出身の商人たちを、近江日野商人と呼びます。
日本記念日協会の説明によると、近江日野商人は「三方よし」や「陰徳善事」といった商業哲学を編み出しました。
「三方よし」は、売り手よし、買い手よし、世間よしという考え方です。取引をする当事者どうしが得をするだけでなく、社会にとっても良い商いを目指します。「陰徳善事」は、人に知られることを求めずに善い行いを積むことを指す言葉です。
日野町の商人文化を調べる
2月5日には、日野町の公式サイトで近江日野商人を紹介する情報を探してみてください。近くの図書館で近江商人を扱った本を借りれば、三方よしの考え方が実際の商いでどう生かされたかを読むこともできます。
よくある質問
Q&A 近江日野商人の日はいつ?
2月5日です。
近江日野商人の日は誰が制定した?
滋賀県蒲生郡日野町が制定しました。
なぜ2月5日なの?
日野大当番仲間が毎年2月5日に大寄り合いを開いていたためです。
日野大当番仲間とは?
1680年に発足した日野商人の組合で、明治初期まで続きました。
出典
SOURCES- 日本記念日協会「近江日野商人の日」 https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=3340
- 幸田浩文「近江日野商人の独自性と売薬行商の展開」(東洋大学学術情報リポジトリ) https://toyo.repo.nii.ac.jp/record/10074/files/keieiryokusosei14_001-020.pdf
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
2月5日は #近江日野商人の日 。各地へ行商に出た日野の商人たちの組合「日野大当番仲間」が、毎年この日に大寄り合いを開いていたことにちなみ、滋賀県日野町が制定しました🏮 #今日は何の日
- 文例 2
きょうは近江日野商人の日。日野の商人の組合は、中山道や東海道の宿場に定宿を決めていました。明和7年にはその数が181軒にのぼったそうです🏮 #今日は何の日 #近江日野商人の日
- 文例 3
2月5日は #近江日野商人の日 。売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」にちなんで[実施する施策]を行います🏮 #今日は何の日
SAME DAY 2月5日は、こんな日でもあります
- スポーツ
プロ野球の日
プロ野球の日(2月5日)は、1936年2月5日に全日本職業野球連盟が結成され、日本のプロ野球が正式に発足したことにちなむ日。
由来を読む → - 食
ニゴロブナの日
ニゴロブナの日(2月5日・6日・7日)は、琵琶湖の固有種ニゴロブナの産地である滋賀県高島市が制定した記念日。「2、5、6、7」を「ニゴロブナ」と読む語呂合わせと、この時期が最も美味しい旬にあたることに由来する。伝統の発酵食品「鮒ずし」の原料であるニゴロブナを全国に広め、後世へ伝えていくことを目的としている。
由来を読む → -
笑顔の日
笑顔の日(2月5日)は、「ニ(2)コ(5)ニコ」の語呂合わせに由来する記念日。いつも笑顔で過ごそうと呼びかける日とされる。
由来を読む → - 自然
エコチュウの日
エコチュウの日(2月5日)は、中古車情報誌「Goo」を手がける株式会社プロトコーポレーションが制定した記念日。同社が中古車を通じたエコロジー活動を始めた日にちなみ、2を「チュウ」、5を「コ」と読む語呂合わせで名付けた。中古車の利用がCO2削減に貢献することを広めるのが目的。
由来を読む → - 食
みたらしだんごの日
みたらしだんごの日(毎月3日・4日・5日)は、串団子「みたらしだんご」を手がける山崎製パン株式会社が制定した記念日。「み(3)たら「し」(4)だん「ご」(5)」と読む語呂合わせにちなむ。スーパーやコンビニで身近なこのおやつを、より多くの人に味わってもらうのが目的。
由来を読む → - 健康
長城清心丸の日
長城清心丸の日(毎月5日)は、岐阜県瑞浪市のアスゲン製薬株式会社が2001年に制定した記念日。生薬主剤の滋養強壮薬「長城清心丸」の主薬である牛黄(ゴオウ)の語呂合わせから日付を定めた。輸入元の同社が、より多くの人にこの薬の存在を知ってもらうことを目的としている。
由来を読む →
