要点
- 日付
- 毎年 12月9日
- 制定者
- 「IT25・50」シンポジウム実行委員会
- 認定
- 日本記念日協会
この日の暦(2026年)
「The Demo」が行われた日
マウスの誕生日は、「IT25・50」シンポジウム実行委員会が制定しました。日付は、1968年12月9日に「The Demo」と呼ばれるデモンストレーションが行われたことにちなみます。
日本記念日協会の説明によると、この発表を行ったのは「ITの父」ダグラス・エンゲルバート氏です。披露されたのはマウスだけではなく、ウインドウやハイパーテキストなども含まれていました。パーソナルコンピュータやインターネットの歴史の出発点ともいわれる発表です。
なかでもマウスは、それまで専門家しか操作できなかったコンピュータを誰もが操作できるようにした、画期的な道具とされています。その後のIT文化の基盤にもなりました。制定者は、「The Demo 50周年」をマウスの誕生日として祝い、「ITの過去・現在・未来」について考える日にすることを目的としています。
ちなみに、実行委員会の名前にある「IT25・50」は、インターネット商用化25周年とThe Demo 50周年を表しています。
手で動かして画面を指し示す道具
マウスは、机の上で動かして画面上のポインターを操作する入力装置です。キーボードで命令を打ち込まなくても、画面に見えているものを指して選べるのが特徴です。ボタンをクリックすればアイコンを選んだりファイルを開いたりでき、多くの製品には画面をスクロールするためのホイールも付いています。
接続方法には、ケーブルでつなぐ有線式と、ケーブルのない無線式があります。
木の箱に車輪を付けた最初のマウス
ダグラス・エンゲルバート研究所によると、マウスが生まれたのはスタンフォード研究所(現在のSRIインターナショナル)のエンゲルバート氏の研究室です。人がコンピュータの画面に向かって情報を扱い、難しい問題に取り組む姿を思い描いていた氏は、1962年に論文「人間の知性の拡張:概念の枠組み」を発表し、翌1963年には研究資金を得て、画面で文章を編集する簡単な仕組みの開発に取りかかりました。
そこで問題になったのが、画面の文字を指し示す装置です。氏と技術者のビル・イングリッシュ氏は1964年6月から、ジョイスティックやライトペン、トラックボールなど既製の装置を集め、自分たちで作った装置と比べる試験を始めました。マウスの着想は、その1年ほど前、コンピュータグラフィックスの会議に出ていたときに浮かんだものだといいます。机の上を転がす手持ちの装置に、横と縦に回る2つの車輪を付ければ、コンピュータが動きを読み取れると考えたのです。
1964年の秋、研究所の工作室で、直角に交わる車輪を木のブロックに組み込み、上にボタンを1つ付けた試作機が作られました。これが最初のマウスです。1965年にまとめられた試験の報告では、マウスはほかの装置に大差で勝ち、研究の標準の道具になりました。足で踏む装置や頭に付ける装置も試されましたが、採用はされていません。マウスの特許は1967年に出願されています。
「すべてのデモの母」
1968年12月9日、エンゲルバート氏はサンフランシスコの市民会館で開かれた学会「秋季合同コンピュータ会議」の壇上に立ちました。発表の題は「人間の知性を拡張するための研究センター」です。演台ではなく専用の操作卓に座った氏は、およそ30マイル(約48キロ)離れた研究所のコンピュータを操作し、頭上の大きなスクリーンに映しながら、90分にわたって実演を続けました。
SRIによると、聴衆はこのとき初めてコンピュータのマウスを目にしました。ハイパーテキストのリンク、その場での文章の編集、複数のウインドウ、画面を共有しながらのテレビ会議も披露されています。会場を埋めた約2,000人の聴衆は総立ちで拍手を送り、この発表はのちに「すべてのデモの母(The Mother of All Demos)」と呼ばれるようになりました。デモで使われたのは、ボタンが3つの試作機です。
マウスは1970年代の初めに、研究室の一部のメンバーとともにゼロックスのパロアルト研究所へ渡り、その後アップルなどへと広がっていきました。研究所は、マウスがパロアルト研究所で発明されたというのは、よくある誤解だとしています。
手元のマウスを手入れする
ふだん使っているマウスの底面やボタンのすき間にたまったほこりを、この機会に取り除いてみてください。あわせて、パソコンの設定画面でポインターの速さやスクロール量を見直すと、日々の操作を自分の手に合わせて調整できます。
よくある質問
Q&A マウスの誕生日はいつ?
12月9日です。1968年の「The Demo」の日にちなみます。
マウスを発明したのは誰?
ダグラス・エンゲルバート氏で、当時のスタンフォード研究所で発明しました。
最初のマウスはいつ作られた?
1964年の秋です。木の箱に車輪を付けた、ボタン1つの試作機でした。
出典
SOURCES- 日本記念日協会「マウスの誕生日」 https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=2155
- Doug Engelbart Institute「Firsts: The Mouse」 https://dougengelbart.org/content/view/162/000/
- Doug Engelbart Institute「Firsts: The Demo」 https://dougengelbart.org/content/view/209/448/
- SRI「1968 Mother of All Demos」 https://www.sri.com/press/blog-archive/1968-mother-of-all-demos-forecasted-much-of-the-technology-we-use-every-day/
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
12月9日は #マウスの誕生日 。1968年のこの日、ダグラス・エンゲルバート氏がサンフランシスコの学会でマウスやウインドウ、ハイパーテキストを実演した「The Demo」にちなみます🖱️ #今日は何の日
- 文例 2
最初のマウスは1964年秋の試作機。木の箱に直角に交わる2つの車輪を付け、上にボタンが1つ。ほかの入力装置と比べる試験では、マウスが勝ったそうです🖱️ #今日は何の日 #マウスの誕生日
- 文例 3
12月9日は #マウスの誕生日 。パソコンにちなんで[実施する企画]を行います🖱️ #今日は何の日
SAME DAY 12月9日は、こんな日でもあります
- 国際
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