要点
- 日付
- 毎年 1月12日
この日の暦(2026年)
大正大噴火が始まった日
桜島の日は、1914年1月12日に始まった桜島の大正大噴火にちなむ日です。このとき流れ出た溶岩が海峡を埋め、それまで島だった桜島は大隅半島と陸続きになりました。ひとつの噴火で、地図の形まで変わったことになります。日付は、この噴火が始まった日に合わせています。
鹿児島県では、この日にちなんで避難訓練が行われています。かつての大噴火を振り返り、火山災害への備えを確かめる日として位置づけられています。
20世紀の日本で最大の噴火
内閣府の防災情報のページによると、噴火は1914年1月12日の午前10時ごろ、桜島の西側の中腹、標高約350メートルの所から始まりました。13日には溶岩が流れ出し始め、1月29日には瀬戸海峡をふさいで、鹿児島湾に浮かぶ島だった桜島が大隅半島と陸続きになります。噴火から100年の2014年に桜島大正噴火100周年事業実行委員会(会長は鹿児島県知事)がまとめた記念誌によると、噴火前の瀬戸海峡は幅300〜400メートル、深さ70〜80メートルありました。
噴き出した火山灰や軽石、溶岩は、合わせて約20億立方メートルにのぼります。記念誌は、大正噴火を日本が20世紀に経験した最大の噴火とし、桜島では安永8年(1779年)の噴火以来の大噴火だったとしています。灰は北は東北地方、東は小笠原諸島でも観測されました。
噴火と地震がもたらした被害
被害は、鹿児島県のほぼ全域と宮崎県の一部に及びました。大隅半島では降灰と土石流が、薩摩半島側では鹿児島市を中心に、噴火に誘発された大きな地震が被害をもたらしています。地震と噴火を合わせて、全壊した家屋は120棟、死者は58人、負傷者は112人でした(記念誌では死者・行方不明者58人)。多くの農地が被害を受け、農作物はほぼ全滅しています。
約2万1千人が暮らしていた桜島は、溶岩流や火砕流で壊滅的な被害を受け、半数の人が島の外へ移り住まざるを得ませんでした。それでも島の住民の犠牲者が20数人にとどまったのは、住民の自主的な避難に加え、行政の素早い対応と、周辺の人々による救助や救援があったためと考えられています。
教訓を伝える避難訓練
内閣府の広報誌「ぼうさい」(平成20年度)によると、大正大噴火の教訓を忘れないよう、毎年1月12日には桜島の噴火を想定した避難訓練が行われています。幹線道路沿いには噴石を避ける避難壕が置かれ、主な川には土石流のセンサーと監視カメラが設けられて、常に監視が続けられています。
大正噴火のころ、桜島に置かれていた地震計はただ一つでした。2014年の記念誌は、当時の桜島には世界でも有数の火山研究と観測の体制が整っているとしています。
鹿児島のシンボル、桜島
桜島は、鹿児島湾(錦江湾)に浮かぶ火山です。鹿児島市の中心部から見ると海をはさんだ対岸にあり、市街地からもその姿がよく見えます。鹿児島を象徴する景色として、地元で親しまれています。
今も活動を続ける活火山で、噴煙を上げる姿がしばしば見られます。噴火で出た火山灰は風向きによって周辺の地域に降り積もるため、灰への対策が暮らしの一部になっています。
その一方で、火山が生んだ地形や温泉、肥えた土地は、観光や農業に生かされています。鹿児島市の港と桜島の間にはフェリーが行き来していて、島へ渡る足として利用されています。
火山の防災情報を確かめる
桜島の日をきっかけに、住んでいる地域や旅行先にある火山について調べてみます。自治体のハザードマップを開き、避難場所と避難経路を確認します。気象庁が発表する噴火警戒レベルの意味にも、あわせて目を通しておきます。
よくある質問
Q&A 桜島の大正大噴火はいつ?
1914年(大正3年)1月12日の午前10時ごろに始まりました。
桜島が大隅半島と陸続きになったのはいつ?
1914年1月29日、溶岩が瀬戸海峡をふさいで陸続きになりました。
大正大噴火の被害は?
噴火と地震で、死者・行方不明者58人の被害が出ました。
出典
SOURCES- 内閣府 防災情報のページ「日本の火山 vol.01 桜島(鹿児島県鹿児島市)」 https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h20/05/volcano.html
- 鹿児島県「桜島大正噴火100周年記念誌」 https://www.pref.kagoshima.jp/aj01/bosai/sonae/sakura100/documents/38032_20140320114753-1.pdf
関連リンク
- Wikipedia「桜島の大正大噴火」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E5%B3%B6%E3%81%AE%E5%A4%A7%E6%AD%A3%E5%A4%A7%E5%99%B4%E7%81%AB
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
1月12日は #桜島の日 。1914年のこの日、桜島の大正大噴火が始まりました。流れ出た溶岩で、桜島は大隅半島と陸続きになりました🌋 #今日は何の日
- 文例 2
大正大噴火の教訓を忘れないよう、毎年1月12日には桜島の噴火を想定した避難訓練が行われています。1月12日の #桜島の日 に、住む地域のハザードマップを確かめてみませんか🌋 #今日は何の日
- 文例 3
1月12日は #桜島の日 。[火山防災の呼びかけ(避難場所や噴火警戒レベルの確認など)]🌋 #今日は何の日
SAME DAY 1月12日は、こんな日でもあります
- スポーツ
スキーの日
スキーの日(1月12日)は、1911年1月12日にオーストリアのレルヒ少佐が新潟県高田で日本人に初めて本格的なスキー指導を行ったことにちなみ、全日本スキー連盟や日本鋼索交通協会などスキー関係の6団体が2002年に制定した記念日。
由来を読む → - 健康
いいにんじんの日
いいにんじんの日(1月12日)は、株式会社韓国人蔘公社ジャパンが定めた記念日。「いいにんじん」と読む語呂合わせに加え、2012年のこの日に同社の設立を祝う催しが開かれたことにも日付が由来する。栽培に手間のかかる高麗人参の健康効果を、広く知ってもらうことを目的としている。
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育児の日
育児の日(毎月12日)は、兵庫県神戸市の株式会社神戸新聞社が制定した記念日。「育(1)児(2)」と読む語呂合わせに由来する。社会全体で子育てについて考え、地域ぐるみで支え合える環境づくりのきっかけとすることを目的としている。
由来を読む → - その他
いいねの日(エールを送る日)
いいねの日(1月12日)は、「いいねの日 企画室」が制定した記念日。日付は1と1と2を「い(1)い(1)ね(2)」と読む語呂合わせに由来する。SNSの「いいね」ボタンを積極的に押し合うことで、送る人ももらう人も心が温まる小さな幸せを増やそうという願いが込められている。
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