要点
- 日付
- 毎年 5月11日
この日の暦(2026年)
由来
長良川鵜飼開きの日は、岐阜市を流れる長良川で、その年の鵜飼が始まる日です。岐阜市によると、長良川の鵜飼は毎年5月11日に開幕します。そのため、この日が「鵜飼開き」の日とされています。
いったん始まると、鵜飼は10月中旬まで続きます。春の終わりから秋にかけて、長良川では夜ごとに鵜飼が行われ、この日はそのシーズンの幕開けにあたります。長良川の鵜飼は1300年以上の歴史を持つ伝統漁法とされており、長く受け継がれてきた営みが今年もまた始まる、節目の日といえます。
岐阜市の案内では、期間は10月15日まで。鵜飼休みの1日(例年9月か10月)と、増水などで中止になる日を除いて、毎夜行われます。
1300年の歴史をたどる
「1300年以上」という数え方には、はっきりした根拠があります。正倉院に納められた文書のうち、美濃国(いまの岐阜県)のものと伝わる702年(大宝2年)の戸籍に、「鵜養部目都良売(うかいべのめづらめ)」という名前が出てくるのです。鵜飼を生業とした集団の出身と考えられており、岐阜市はこれを長良川鵜飼が1300年以上の歴史を持つとする由来としています。
鵜飼を「見せる」もてなしに最初に使ったのは、織田信長でした。1568年(永禄11年)、武田信玄の使者として岐阜を訪れた秋山伯耆守を鵜飼見物に招き、とれた鮎を信長自ら確かめて、甲府へ届けさせています。信長は「鵜匠」の名を与えて保護したとも伝えられています。
その後も、1615年(元和元年)には徳川家康・秀忠の父子が鵜飼を見物したと伝わり、同じ年に将軍家への鮎鮨の献上が始まりました。1688年(貞享5年)に岐阜を訪れた松尾芭蕉は、ここで「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな」と詠んでいます。
明治に入ると、1890年(明治23年)に宮内省(いまの宮内庁)が長良川の3か所を皇室の御猟場(いまの御料場)と定め、鵜匠は宮内省に所属して、ようやく安定した地位を得ます。喜劇王チャールズ・チャップリンも1936年と1961年の2回、長良川の鵜飼を見物しました。
鵜飼とはどんな漁法か
鵜飼は、鵜という水鳥を使って川魚をとる漁法です。鵜は水に潜って魚を捕らえるのが得意な鳥で、その鵜を扱う人は「鵜匠(うしょう)」と呼ばれます。
一般的な鵜飼では、鵜匠が舟の上から綱で鵜を操ります。鵜が魚をのみ込むと、鵜匠がそれを吐き出させて漁獲とします。広く知られているのは、夜の川で篝火(かがりび)をたいて行う姿です。火の明かりが水面を照らすなか、舟と鵜が川を進んでいくようすは、漁であると同時に、見る人を引きつける光景にもなっています。
長良川の鵜飼漁の技術は、2015年(平成27年)3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。農林水産業に関わる技術としては、日本で初めての指定です。鵜匠は最大12本の手縄(たなわ)を左手で握り、鵜の動きを指先で感じ取りながら、もつれた縄を右手でさばいていきます。漁の前に鵜の首に結う「首結い」も大切な技で、大きな魚は首で止まり、小さな魚は鵜が食べられるように、結び加減を整えます。鵜舟には鵜匠のほか、操船の責任者の「艫乗り(とものり)」と、操船や鵜匠の補助をする「中乗り(なかのり)」が乗り込みます。
シーズン中には8回、「御料鵜飼」も行われます。皇室に納める鮎をとるため、ふだんは禁漁区の長良古津地区で、宮内庁式部職鵜匠の職務として行う漁です。
長良川の鵜飼を見に出かける
鵜飼のシーズンは10月中旬までです。見物に出かけるなら、まず岐阜市の公式サイトで日程や観覧の方法を確かめておきます。そのうえで、当日の天候も見ながら出かける日を決めます。
観覧船では、鵜舟と並んで川を下る「狩り下り」か、止まった船から鵜舟を順に見送る「付け見せ」のあと、鵜舟が川幅いっぱいに横一列に並んで鮎を浅瀬へ追い込む「総がらみ」を見られます。観覧船に乗らなくても、橋の上や川岸から、篝火をたいて川を下る鵜舟の様子は見られます。
よくある質問
Q&A 長良川の鵜飼はいつからいつまで?
毎年5月11日から10月15日までです。
長良川の鵜飼は何年の歴史がある?
702年の戸籍の記述をもとに、1300年以上とされています。
御料鵜飼とは?
皇室に納める鮎をとるため、禁漁区で行う鵜飼です。
鵜飼は観覧船に乗らなくても見られる?
橋の上や川岸からも、鵜舟が川を下る様子を見られます。
出典
SOURCES- 岐阜市「鵜飼開き」 https://www.city.gifu.lg.jp/kankoubunka/kankou/1005099/1025661.html
- 岐阜市「ぎふ長良川の鵜飼 よくあるご質問」 https://www.city.gifu.lg.jp/kankoubunka/kankou/1005099/1005111.html
- ぎふ長良川の鵜飼「1300年以上の歴史と伝統」 https://www.ukai-gifucity.jp/history.html
- ぎふ長良川の鵜飼「卓越した鵜飼漁の技術」 https://www.ukai-gifucity.jp/skill.html
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
5月11日は #長良川鵜飼開きの日 。岐阜市の長良川で、その年の鵜飼が始まります。10月15日まで、篝火をたいた鵜舟が夜の川を下ります🔥 #今日は何の日
- 文例 2
きょうは長良川鵜飼開き。1568年には織田信長が、武田信玄の使者を鵜飼の見物でもてなしたと伝わります。松尾芭蕉の「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」も長良川の鵜飼の句です🔥 #今日は何の日 #長良川鵜飼開きの日
- 文例 3
5月11日は #長良川鵜飼開きの日 。[観覧船や鵜飼にちなむ商品・企画の案内]🔥 #今日は何の日
SAME DAY 5月11日は、こんな日でもあります
- その他
大津事件記念日
大津事件記念日(5月11日)は、1891年5月11日に来日中のロシア皇太子が滋賀県大津で警備の巡査に斬りつけられた大津事件に由来する。司法権の独立を守った事件として知られる。
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ご当地キャラの日
ご当地キャラの日(5月11日)は、一般社団法人日本ご当地キャラクター協会が制定した記念日。「ご(5)当(10)地(1)」と読む語呂合わせに由来する。地域を盛り上げるご当地キャラクター同士の連携を深め、それぞれの魅力を全国へ発信することを目的としている。
由来を読む → - 産業
ご当地スーパーの日
ご当地スーパーの日(5月11日)は、地域に根ざした食品文化を支える一般社団法人全国ご当地スーパー協会が制定した記念日。「ご(5)とう(10)ち(1)」と読む語呂合わせに由来する。地元色豊かなご当地スーパーの魅力を再認識してもらうことを目的としている。
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ロールちゃんの日
ロールちゃんの日(毎月11日)は、ロールケーキ「ロールちゃん」を手がける山崎製パン株式会社が制定した記念日。パッケージのキャラクターの長い両耳が数字の11に似ていることにちなむ。しっとりした生地とクリームが自慢のハンディタイプのロールケーキを、多くの人に知ってもらうのが目的。
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めんの日<毎月11日>
めんの日(毎月11日)は、生めん類の製造業者でつくる全国製麺協同組合連合会が制定した記念日。細く長いめんのイメージと、11を「いい」と読む語呂合わせに由来する。数字の1が4つ並ぶ11月11日をシンボル的な日として、一年を通じてめん類への関心を高めてもらうのが目的。
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みんなでたべよう「おろしそば」の日
みんなでたべよう「おろしそば」の日(5月11日)は、福井県越前市で製麺業を営む株式会社宗近が制定した記念日。同社が8時間以内に販売した麺の数でギネス世界記録に認定された日にちなむ。福井の郷土食「おろしそば」を県内外に広めることを目的としている。
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