要点
- 日付
- 毎年 4月12日
- 制定者
- 東京都国分寺市
- 認定
- 日本記念日協会
この日の暦(2026年)
4月12日に国分寺で行われた発射実験
国分寺ペンシルロケット記念日は、東京都国分寺市が制定し、日本記念日協会の認定を受けた記念日です。
日付は、1955年4月12日に行われた発射実験にちなみます。この日、東京大学生産技術研究所の糸川英夫博士らが、当時の国分寺町(現在の国分寺市)で「ペンシルロケット」の水平発射実験を行いました。これが日本で初めての実験でした。
「日本の宇宙開発発祥の地・国分寺市」を広く知ってもらうことを目的に、国分寺市はこの出来事をもとにした記念日を設けています。
「航空機がだめならロケットで」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の資料によると、終戦後に禁じられていた航空技術の研究・開発が解かれた1952年(昭和27年)ごろ、日本の航空技術は世界から大きく遅れていました。そこで糸川英夫教授が考えたのが、「航空機がだめならロケットで」という逆転の発想でした。
ペンシルロケットは、新しい火薬を開発せず、既製品の火薬の形に合わせてつくられました。そのため機体は小さくなり、全長230mm、直径18mm、重さは0.186kgです。小さいおかげで数多くつくることができ、基礎的な飛行実験の回数を増やせました。
ペンシルロケットとは
ペンシルロケットは、その名のとおり鉛筆を思わせる細長い形の小型ロケットです。大きなロケットをいきなり打ち上げるのではなく、まずは小さな機体で飛び方や仕組みを確かめるために使われました。
水平発射は、ロケットを空に向けず、地面とほぼ平行に飛ばす方法です。限られた場所でも機体の動きを観察しやすいことから、こうした形で実験が行われました。小さな実験の積み重ねは、その後の日本のロケット開発の出発点のひとつとされています。
当時は、レーダーのような追跡のための設備がありませんでした。そこで、1m間隔に張った紙を突き破るように水平に飛ばし、飛行の特性を測っています。JAXAは、1955年4月12日の発射実験について「日本の宇宙開発は、まさに逆転の発想、水平思考から始まった」と記しています。
29機の発射から、秋田の空へ
JAXAが2005年にまとめた資料によると、実験の場所は国分寺にあった新中央工業で、4月12日には3機が発射されました。その後も13日、14日、18日、19日、23日と実験が続き、合計29機が飛んでいます。4月12日の水平発射での推力は30kg、燃焼時間は0.1秒、最高速度は秒速140mでした。
同じ1955年の8月6日には、秋田県の道川でペンシルロケットの打ち上げが行われ、到達高度600m、水平距離700mを記録しました。JAXAの宇宙科学研究所のページは、1955年4月のペンシルの発射が、戦後の日本のロケット開発の始まりとして数えられるのが通例だと説明しています。
宇宙開発の始まりをたどってみる
この日にちなんで、国分寺市の公式サイトで、ペンシルロケットや宇宙開発発祥の地についての案内を読んでみてください。近くの科学館や博物館で、ロケットの仕組みを紹介する展示を見るのもひとつの方法です。
よくある質問
Q&A 国分寺ペンシルロケット記念日はいつ?
4月12日です。1955年にペンシルロケットの水平発射実験が行われた日です。
ペンシルロケットの大きさは?
全長230mm、直径18mm、重さ約186gです。
ペンシルロケットはなぜ水平に飛ばした?
レーダーなどの追跡設備がなく、張った紙を突き破らせて測ったためです。
出典
SOURCES- 日本記念日協会「国分寺ペンシルロケット記念日」 https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=2012
- JAXA「ペンシルロケット」 https://www.jaxa.jp/projects/pr/model/files/p_pencil_a2_2022.pdf
- JAXA「ペンシルロケットから50年を迎えて」 https://www.jaxa.jp/press/2005/04/20050413_sac_pencil50_j.pdf
- ISAS「Background」 https://www.isas.jaxa.jp/e/japan_s_history/profito/backgr.shtml
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
4月12日は #国分寺ペンシルロケット記念日 。1955年のこの日、糸川英夫博士らが国分寺町で全長23cmのペンシルロケットを水平に発射しました。日本の宇宙開発の始まりです🚀 #今日は何の日
- 文例 2
ペンシルロケットは、1m間隔に張った紙を突き破るように水平に飛ばし、飛び方を測りました。追跡用のレーダーがなかった時代の工夫です🚀 #今日は何の日 #国分寺ペンシルロケット記念日
- 文例 3
4月12日は #国分寺ペンシルロケット記念日 。当店では[実施する施策]をご用意しています。宇宙開発の始まりの日を、一緒に楽しみましょう🚀 #今日は何の日
SAME DAY 4月12日は、こんな日でもあります
- 食
パンの記念日
パンの記念日(4月12日)は、パン食普及協議会が1982年に制定した記念日。1842年4月12日(旧暦)に江川太郎左衛門が兵糧用のパンを焼いたことに由来する。
由来を読む → - 食
徳島県にんじんの日
徳島県にんじんの日(4月12日)は、産地JA全農とくしま内の徳島県にんじん振興協議会が制定した記念日。4月に出荷のピークを迎えることと、4と12で「よいにんじん」と読む語呂合わせに由来する。大型トンネル栽培で甘く柔らかい徳島県産にんじんをPRすることを目的としている。
由来を読む → - 健康
補綴(ほてつ)の日
補綴(ほてつ)の日(4月12日)は、公益社団法人日本補綴歯科学会が制定した記念日。4を「ほ」、12を「て・つ」と読む語呂合わせに由来する。入れ歯やインプラントなどを使い、食べる力を取り戻す治療の大切さを広く知ってもらうことを目的としている。
由来を読む → - 文化
シャイニーカラーズの日
シャイニーカラーズの日(4月12日)は、株式会社バンダイナムコエンターテインメントが制定した記念日。2018年4月に配信が始まったスマートフォン向けタイトル「アイドルマスター シャイニーカラーズ」を記念したもので、キャラクターアイドルとの交流を楽しんでもらうことを目的としている。日付は「シャ(4)イ(1)ニー(2)」と読む語呂合わせから。
由来を読む → -
育児の日
育児の日(毎月12日)は、兵庫県神戸市の株式会社神戸新聞社が制定した記念日。「育(1)児(2)」と読む語呂合わせに由来する。社会全体で子育てについて考え、地域ぐるみで支え合える環境づくりのきっかけとすることを目的としている。
由来を読む → - 食
ブタメンの日
ブタメンの日(4月12日)は、三重県津市の株式会社おやつカンパニーが2021年に制定した記念日。人気キャラクター「ブタメンくん」の名前が発表された日にちなむ。1993年発売のロングセラーカップめん「ブタメン」とそのキャラクターへの愛着をさらに深めてもらうことを目的としている。
由来を読む →
