要点
- 日付
- 毎年 2月11日
- 制定者
- 出雲そばの日記念日登録実行委員会
- 認定
- 日本記念日協会
この日の暦(2026年)
松江藩への国替えにちなむ日付
出雲そばの日は、出雲そばの日記念日登録実行委員会が制定しました。この実行委員会は、島根県出雲市の出雲そば商組合と松江市の松江そば組合が共同で結成したもので、事務局は出雲市にあります。
目的は、出雲そばの歴史や食べ方、味わいを全国に伝え、出雲そばの振興を図ること。あわせて、出雲地方を訪れる人を増やし、各店舗への集客につなげることも目指しています。
日付のもとになっているのは、1638年(寛永15年)2月11日です。この日、信濃国松本藩の城主だった松平直政公が、3代将軍・徳川家光公から出雲国松江藩への国替えを命じられました。このとき直政公が松本からそば職人を連れてきたことで、出雲松江地方にそばが伝わったとされています。それが今の出雲そばにつながっています。出雲そばの始まりが信濃の松本と結びついているという点は、少し意外に感じるかもしれません。
1666年の「そば切り」の記録
松江市の市報によると、出雲地域で「そば切り」(細く切った麺の形のそば)が出てくる最古の記録は、約360年前の1666年(寛文6年)にさかのぼります。出雲大社の神職が、松江藩初代藩主・松平直政の家臣の家(松江城下)で、出雲大社の造営工事について話し合い、その席でそば切りが振る舞われたと書き残しているのです。
市報は直政を「出雲そばの生みの親ともいえる」人物としています。出雲そばの日に合わせて、直政の位牌に出雲そばを供える「松江藩献そば式」も開かれています。2026年の市報では、2月11日に月照寺で開く2回目の献そば式を案内しました。
そばそのものを育てる取り組みもあります。松江市や松江商工会議所、JAくにびき、松江そば組合、製粉業者、地元の農家が手を取り合い、1997年から地元でのそば栽培を勧めてきました。今も市内の農家が「松江在来」などの品種を育てていて、松江産のそばで打った出雲そばを出す店もあります。
出雲そばとは
出雲そばは、島根県の出雲地方で親しまれてきたそばで、日本三大そばのひとつとも言われます。
よく知られているのは、そばの実を殻ごとひく製法です。そのため麺は色が濃く、そばの香りが強く出るのが特徴とされます。
食べ方にも特色があります。代表的なのが、丸い器を重ねて出し、つゆを直接かけて食べる「割子そば」。ゆでたそばを湯ごと器に盛り、つゆをかけて食べる「釜揚げそば」も知られています。
弁当箱から生まれた割子そば
島根県の食育のページに載る学生の食レポート「島短食レポ隊 in 出雲」によると、「割子」とは、昔の武士たちの弁当箱のことです。当時の弁当箱は四角いものが多かったようですが、明治以降、四角い器は隅が洗いにくく衛生上の問題があるとして、丸い器に替わっていったといいます。
松江市の市報は、割子そばは段ごとに薬味を変えたり、つゆの量を加減したりして、味の変化を楽しめると紹介しています。釜揚げそばは、そば湯と一緒に味わう食べ方です。
割子そばで出雲の食べ方にふれる
この日は、出雲そばを出す店で割子そばを注文してみてください。上の段から順につゆをかけ、残ったつゆを次の段に回しながら食べ進めると、出雲地方ならではの食べ方を体験できます。
よくある質問
Q&A 出雲そばの日はいつ?
2月11日です。松平直政が松江藩への国替えを命じられた日です。
出雲地域のそば切りの最古の記録は?
1666年(寛文6年)です。松江城下の家臣の家で振る舞われました。
割子そばの「割子」とは?
昔の武士たちの弁当箱のことです。
出典
SOURCES- 日本記念日協会「出雲そばの日」 https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=2737
- 松江市「市報松江 2026年2月号」(2月11日は出雲そばの日) https://www.city.matsue.lg.jp/material/files/group/5/shihou202602_1.pdf
関連リンク
- 島根県「島短食レポ隊 in 出雲」 https://www.pref.shimane.lg.jp/medical/kenko/kenko/syokuiku/katsudou/kenritsudaigaku-shokureport.data/report-izumo.pdf
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
2月11日は #出雲そばの日 。1638年のこの日、松本藩主の松平直政が出雲国松江藩への国替えを命じられました。直政が連れてきたそば職人から、出雲地方にそばが伝わったとされます🥢 #今日は何の日
- 文例 2
割子そばの「割子」は、昔の武士の弁当箱のこと。四角い器が多かったものの、明治以降に洗いやすい丸い器に替わっていったそうです。2月11日は #出雲そばの日 🥢 #今日は何の日
- 文例 3
2月11日は #出雲そばの日 。当店では[実施する施策(割子そばの特別メニューなど)]で、出雲そばを味わっていただけます🥢 #今日は何の日
SAME DAY 2月11日は、こんな日でもあります
- 文化
万歳三唱の日
万歳三唱の日(2月11日)は、1889年2月11日の大日本帝国憲法発布の祝典で、初めて「万歳三唱」が行われたことにちなむ日。
由来を読む → - 産業
仁丹の日
仁丹の日(2月11日)は、1893年2月11日の森下仁丹創業と1905年の口中清涼剤「仁丹」発売にちなみ、森下仁丹が2008年に制定した記念日。
由来を読む → - 食
わんこそば記念日
わんこそば記念日(2月11日)は、わんこそば発祥の地とされる岩手県花巻市で開かれる「わんこそば全日本大会」の運営委員会が制定した記念日。1957年から続く同大会は、1980年より開催日を2月11日に固定した。制限時間内に食べたそばの数を競う大会を通じ、郷土の名物を広く伝えている。
由来を読む → - 文化
干支供養の日
干支供養の日(2月11日)は、干支の置物を手がける愛知県瀬戸市の株式会社中外陶園が制定した記念日。漢字の「土」が十と一からなることにちなみ、立春明け最初の「土の日」として11日を選んだ。一年間家を守ってくれた干支置物に感謝し、土に還す供養の機会とすることが目的。
由来を読む → - 食
ダブルソフトの日
ダブルソフトの日(毎月11日)は、製パン大手の山崎製パン株式会社が制定した記念日。トーストしても耳までやわらかく食べやすい、ソフト食パンの代名詞的商品「ダブルソフト」の魅力を伝えるのが目的。真ん中で割ると数字の1が2つ並んだ形に見えることから、毎月11日を記念日とした。
由来を読む → - 食
初午いなりの日
初午いなりの日(2月11日)は、一般社団法人全日本いなり寿司協会が制定した記念日。2月最初の午の日「初午」に稲荷神社で豊作を願う祭りが行われ、キツネの好物である油揚げを使ったいなり寿司を食べると福を招くとされることにちなむ。日付は初午に近い「建国記念の日」に合わせている。
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