要点
- 日付
- 毎年 5月8日
- 制定者
- 国際赤十字
- 制定年
- 1948年
この日の暦(2026年)
由来
世界赤十字デーは、毎年5月8日の記念日です。1948年に国際赤十字が定めました。
日付は、赤十字の創設者アンリ・デュナンの誕生日にちなんでいます。デュナンは1828年5月8日生まれ。創設者が生まれた日が、赤十字を記念する日として選ばれました。
英語では「World Red Cross and Red Crescent Day」と呼ばれます。「赤十字」と「赤新月」が並んだ名前です。日本赤十字社などが作った資料では「世界赤十字・赤新月デー」と呼び、デュナンの生まれた日として世界各地で祝われていると紹介しています。
ソルフェリーノの戦場から
日本赤十字社などの資料によると、デュナンはスイスのジュネーブで、信仰のあつい家庭に生まれました。銀行の見習いを経て実業家となり、事業の許可を得るため、北イタリアで戦争をしていたフランス皇帝ナポレオン3世に会いに向かいます。
その途中で通りかかったのが、ソルフェリーノの戦場でした。1859年6月24日、ここでフランス軍とオーストリア軍が激しく戦い、たった一日でおよそ4万人もの死傷者が戦場に残されました。デュナンは近くの人々に呼びかけ、敵味方の区別なく、両軍の負傷兵の手当てにあたります。
ジュネーブに戻ったデュナンは、そのときの様子を「ソルフェリーノの思い出」という本にまとめました。負傷者を救う団体をつくれないかという呼びかけはヨーロッパ各国で反響を呼び、1863年、赤十字国際委員会の前身となる「国際負傷軍人救護常置委員会」が生まれます。
その後のデュナンの人生は、順調ではありませんでした。事業に行き詰まって1867年に破産し、委員会も去って、貧しい暮らしを送ります。スイスの村の病院に身を寄せていたデュナンを、1895年に記者が見つけて記事にすると、再び注目が集まりました。1901年には、初めてのノーベル平和賞を受けています。デュナンが亡くなったのは1910年10月30日です。
赤十字とは
赤十字は、戦争や紛争、自然災害などで苦しむ人々を助ける人道支援の組織です。国や立場の違いを問わず、助けを必要とする人を支えることを基本にしています。
白地に赤い十字のマークは、見覚えのある人も多いでしょう。救護にあたる人や施設を示す標章として使われてきたものです。地域によっては、赤い十字の代わりに赤い三日月を描いた「赤新月」のマークが用いられています。英語名にある「Red Crescent」は、この赤新月のことです。
活動は、災害時の救護だけではありません。けがや急病のときに役立つ応急手当の普及なども行っています。各国の赤十字・赤新月の組織が、それぞれの地域で活動しています。
こうした活動のよりどころになっているのが、1965年にウィーンで開かれた第20回赤十字国際会議で決められた「赤十字の7原則」です。人道、公平、中立、独立、奉仕、単一、世界性の7つで、日本赤十字社は、苦しんでいる人を敵味方の別なく救う「人道」が基本であり、ほかの原則はそれを実現するためにあると説明しています。
西南戦争のさなかに生まれた日本赤十字社
日本赤十字社の前身は、1877年(明治10年)の西南戦争のさなかに設立された「博愛社」です。
創立者の佐野常民は、1867年(慶応3年)にパリ万国博覧会へ派遣された際、会場で赤十字の展示を見て、敵味方の区別なく救うという考え方に心を動かされました。西南戦争で両軍に多くの死傷者が出ると、佐野は大給恒とともに救護団体の設立に奔走し、熊本の司令部に願い出て活動の許可を得ます。博愛社の救護員はすぐに現地へ向かい、官軍と薩摩軍の双方の傷病者を救護しました。
1886年に日本政府がジュネーブ条約に加入すると、博愛社は翌1887年に日本赤十字社と名前を改め、世界で19番目の赤十字社として正式に認められました。
赤十字の活動を調べる
この日は、赤十字の公式サイトを開いてみるのはどうでしょう。災害救護や応急手当の講習など、自分の住む地域でどんな活動が行われているかを確かめてみてください。
よくある質問
Q&A 世界赤十字デーはいつ?
毎年5月8日です。創設者デュナンの誕生日にちなみます。
赤十字をつくったのは誰?
スイスの実業家アンリー・デュナンです。
日本赤十字社の始まりは?
1877年の西南戦争のさなかに設立された博愛社です。
出典
SOURCES- IFRC「World Red Cross and Red Crescent Day」 https://www.ifrc.org/get-involved/campaign-us/world-red-cross-and-red-crescent-day
- 日本赤十字社「歴史・沿革」 https://www.jrc.or.jp/about/history/
- 日本赤十字社「赤十字の7原則」 https://www.jrc.or.jp/about/principle/
- 日本赤十字社ほか「赤十字誕生物語」(PDF) https://www.jrc.or.jp/about/pdf/160201_storyofanidea.pdf
関連リンク
- 日本赤十字社 https://www.jrc.or.jp/
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
5月8日は #世界赤十字デー 。赤十字の創設者アンリー・デュナンが1828年5月8日に生まれたことにちなみます。戦場で敵味方なく負傷兵を救護した体験が、赤十字の出発点でした🩹 #今日は何の日
- 文例 2
きょうは世界赤十字デー。日本赤十字社の前身は、1877年の西南戦争のさなかに佐野常民らが設立した博愛社。官薩両軍の傷病者を救護しました🩹 #今日は何の日 #世界赤十字デー
- 文例 3
5月8日は #世界赤十字デー 。[献血や救急法講習などの案内]🩹 #今日は何の日
SAME DAY 5月8日は、こんな日でもあります
- 文化
紙飛行機の日
紙飛行機の日(5月8日)は、広島県福山市の折り紙ヒコーキ協会が制定した記念日。「GO(5)」「HIGH(8)」の語呂合わせで「行け、空高く」の意味を込めた。紙飛行機を愛した少年の命日にもちなみ、一枚の紙で作る紙飛行機の楽しさを広めることを目的としている。
由来を読む → - 食
小鉢の日
小鉢の日(5月8日)は、豆製品や惣菜を手がけるフジッコ株式会社が制定した記念日。「小(5)鉢(8)」と読む語呂合わせに由来する。日々の食卓に小鉢のおかずを加え、和食の理想とされる「一汁三菜」で栄養バランスを整えてもらうことを目的としている。
由来を読む → - 食
ぬか漬けの日
ぬか漬けの日(5月8日)は、業界団体の日本いりぬか工業会が制定した記念日。ぬか床の発酵が安定し旬の野菜も出回るこの時期に、米ぬかの「米」の字の下部が漢数字の八に似ることや「ご(5)は(8)ん」の語呂合わせを重ねて選んだ。伝統の発酵食品を次の世代に伝えることを目的としている。
由来を読む → - 産業
スートブロワ記念日
スートブロワ記念日(5月8日)は、兵庫県尼崎市のフコク機械工業株式会社が制定した記念日。ボイラー内部の汚れを取り除く装置「スートブロワ」の英語表記の頭文字SとBを、形が似た数字の5と8に見立てたことに由来する。この装置の普及と認知度向上を目的としている。
由来を読む → - 文化
童画の日
童画の日(5月8日)は、長野県岡谷市のイルフ童画館が制定した記念日。童画の生みの親とされる同市出身の武井武雄の展覧会が1925年に開かれ、「童画」という言葉が初めて使われた日にちなむ。童画を通じた児童文化や市民文化の発展を目指すことを目的としている。
由来を読む → - 健康
スッキリ美腸の日
スッキリ美腸の日(毎月8日)は、腸に関する知識や腸もみ技術の普及に取り組む一般社団法人日本美腸協会が制定した記念日。「食事・運動・腸もみ」という3つの基本習慣から健やかな腸、すなわち「美腸」がつくられるとの考えを広めるのが目的。1年を通じた継続的な取り組みが必要であることと、腸の形が数字の8に似ていることから毎月8日とした。
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