要点
- 日付
- 毎年 1月31日
- 制定者
- 株式会社ヘラルボニー
- 認定
- 日本記念日協会
この日の暦(2026年)
由来
異彩の日は、岩手県盛岡市に本社を置く株式会社ヘラルボニーが制定しました。同社は「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、障害のイメージを変えること、そして新たな文化を生み出すことを目指しています。
日本記念日協会の説明によると、この記念日は「障害は欠落ではない」「普通じゃないことは可能性でもある」という信念のもとに設けられました。目的は、異なる才能である「異彩」を、さまざまな形で社会に届けることです。そこには、「障害」のイメージを変え、障害のある人がありのままに生きられる社会を目指す思いが込められています。
日付は「イ(1)サ(3)イ(1)」と読む語呂合わせから、1月31日に決められました。
兄の存在と「るんびにい美術館」
同社が公開している社史「ヘラルボニー100年史」によると、会社を立ち上げたのは、1991年に岩手県花巻市で生まれた双子の松田文登氏と松田崇弥氏です。兄の翔太さん(同社の紹介では4歳上)は、知的障害を伴う自閉症スペクトラムと診断されていました。中学時代には、いじめの標的にされることを恐れ、家族で出かけても兄から離れて歩くようになった時期もあったといいます。社史は、ヘラルボニーの始まりを「自閉症の兄へ向けられる冷たい視線を変えたい」という思いだと記しています。
大学を出たあと、文登氏は岩手の建設会社で住宅営業に、崇弥氏は東京の企画会社でプランナーとして働き始めました。転機は2015年の夏です。障害のある人が描くアートに関心を持ち始めていた崇弥氏が帰省した際、母の勧めで、実家の近くにある「るんびにい美術館」を訪れました。そこで見た作品に強く心を動かされ、すぐに文登氏へ電話をかけたことが、のちの事業につながっていきます。
社名の「ヘラルボニー」は、翔太さんが小学生のころに書き残していた謎の言葉です。兄弟はまず、副業として「MUKU」という活動を始め、作家の作品をもとにネクタイや傘などを作りました。共感が広がるにつれて本気で取り組みたいと考えるようになり、2018年7月、花巻市にある母方の実家を本社所在地として株式会社ヘラルボニーが始まりました。
ミッション「異彩を、放て。」
ミッションの言葉は、崇弥氏の前職時代の先輩で、コピーライターの田村大輔氏が「起業祝い」として考えたものです。社史によると、田村氏は兄弟から目指す世界を聞き取ったうえで20案近くを示し、その中から兄弟が選んだのが「異彩を、放て。」でした。
この言葉には、障害のある人を「支援する」「救済する」存在とみる固定観念から離れようという考えが込められています。できないことを無理にできるようにするのではなく、ありのままでも幸せでいられるよう社会のほうを変える。「知的障害」というひとくくりの言葉の向こうにある一人ひとりの個性を、福祉の枠を越えて社会に届ける、という思いです。
事業の柱の一つは、作家や福祉施設と契約して作品をデジタルデータとして管理し、企業との協業に使う仕組みです。得た利益は作家や福祉施設に還元されます。2019年3月には、東京・渋谷区神南の建設現場を囲う仮囲いに作品を掲げる「全日本仮囲いアートプロジェクト」が始まり、街なかをミュージアムに見立てる試みは、その後各地の建設現場へ広がりました。
「異彩」という言葉
「異彩」は、ほかとは違った色合いや、ひときわ目立つ様子を表す言葉です。「異彩を放つ」という形で、周りとは違う際立った存在を言い表すときによく使われます。
ヘラルボニーは、さまざまな人が持つ異なる才能をこの言葉で呼んでいます。周りと違うことを「足りない」ではなく、その人ならではの可能性としてとらえる見方です。記念日の名前にも、その考え方がそのまま表れています。
ヘラルボニーの取り組みを調べる
1月31日には、ヘラルボニーの公式サイトを開いて、「異彩」を社会に届ける活動の紹介を読んでみてください。読み終えたら、「障害」という言葉から思い浮かべるイメージを一つ書き出し、読む前の印象と比べてみます。
社史「ヘラルボニー100年史」も公式サイトで読めます。近くに障害のある作家の作品を展示している美術館やギャラリーがあれば、足を運んで作品を見てみるのもよいでしょう。
よくある質問
Q&A 異彩の日はいつ?
1月31日です。「イ(1)サ(3)イ(1)」の語呂合わせです。
異彩の日は誰が制定した?
岩手県盛岡市に本社を置く株式会社ヘラルボニーです。
ヘラルボニーという社名の由来は?
兄の松田翔太さんが小学生のころに書き残していた言葉です。
出典
SOURCES- 日本記念日協会「異彩の日」 https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=3419
- ヘラルボニー「ヘラルボニー100年史(序)「るんびにい美術館」と出会うまで」 https://www.heralbony.jp/history/episode00
- ヘラルボニー「ヘラルボニー100年史(2)ミッション誕生と行き当たりばったりの日々」 https://www.heralbony.jp/history/episode02
- ヘラルボニー「ABOUT US」 https://www.heralbony.jp/about
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
1月31日は #異彩の日 。「イ(1)サ(3)イ(1)」の語呂合わせです。「障害は欠落ではない」という考えのもと、異なる才能「異彩」を社会に届けるために制定されました🎨 #今日は何の日
- 文例 2
社名の「ヘラルボニー」は、自閉症のある兄が小学生のころに書き残していた謎の言葉。その弟の双子が2018年に立ち上げた会社が、#異彩の日 を制定しました🎨 #今日は何の日
- 文例 3
1月31日は #異彩の日 。[実施する施策]で、障害のある作家の表現に触れる機会をつくります🎨 #今日は何の日
SAME DAY 1月31日は、こんな日でもあります
-
愛妻の日
愛妻の日(1月31日)は、1を英字のIに見立てて「あい(I)さい(31)」と読む語呂合わせに由来する、日本愛妻家協会が2006年に定めた記念日。妻への感謝を伝える日とされる。
由来を読む → - 食
焼ビーフンの日
焼ビーフンの日(1月31日)は、ビーフン食品を手がける兵庫県神戸市のケンミン食品株式会社が制定した記念日。看板商品「焼ビーフン」が、「最も長く販売されている焼ビーフンブランド」としてギネス世界記録に登録された2020年1月31日にちなむ。春野菜の出回る季節に合わせ、その魅力を広めることを目的としている。
由来を読む → - 自然
チューリップを贈る日
チューリップを贈る日(1月31日)は、富山県砺波市の砺波切花研究会が制定した記念日。数字の1を愛を意味する「I」に、31を「妻」に見立てる語呂合わせに由来する。「真実の愛」を花言葉に持つ赤いチューリップを、大切な妻へ贈る習慣を広めることが目的。
由来を読む → - 食
菜の日
菜の日(毎月31日)は、野菜と果物の摂取を呼びかける一般社団法人ファイブ・ア・デイ協会が制定した記念日。「31」を野菜の「菜(さい)」と読む語呂合わせに由来する。月末を「カラダの決算日」と位置づけ、1日5皿分の野菜と果物を摂る健康的な食生活を継続的に広めることを目的としている。
由来を読む → - 食
晦日そばの日
晦日そばの日(毎月末日)は、島根県雲南市で100年以上製麺業を営む有限会社本田商店が制定した記念日。江戸時代の商家で、月末に悪縁を断ち良縁や金運を願ってそばを食べた風習にちなむ。ひと月を振り返り感謝しながらそばを味わう習慣を、現代に広めるのが目的。
由来を読む → - 文化
ファイナルファンタジーVIIの日
ファイナルファンタジーVIIの日(1月31日)は、ゲームメーカーの株式会社スクウェア・エニックスが制定した記念日。シリーズ第7作の発売日(1997年1月31日)にちなむ。国内外で人気を博した名作を振り返り、最新技術で蘇るリメイク版も含めて多くの人に楽しんでもらうのが目的。
由来を読む →
