要点
- 日付
- 毎年 1月11日
この日の暦(2026年)
「敵に塩を送る」の故事から
塩の日は、戦国時代の武将・上杉謙信にまつわる言い伝えに由来します。1569年1月11日、謙信は対立していた武田信玄のもとへ塩を送ったと伝えられています。この日付が、そのまま記念日になりました。
日本educe食育総合研究所の紹介によると、1月11日は、謙信の送った越後の塩が信玄の領地だった松本(現在の長野県松本市)に届いた日とされています。
この話から生まれたのが「敵に塩を送る」ということわざです。争っている相手でも、相手が困っているときには助ける、という意味で使われます。ただし、この出来事が実際にあったかどうかには異なる説もあり、言い伝えとして受け止めるのが穏当です。
塩の道を絶たれた武田領
武田氏が治めていた甲斐と信濃は海のない土地で、塩をはじめとする海産物は、今川氏の駿河の方面から運び込んでいました。ところが、歴史・文化を扱うウェブマガジンのJapaaanによると、1568年に信玄がそれまで同盟関係にあった今川氏真を攻めると、氏真は物資の流通を止める「荷留(にどめ)」を行います。これによって、武田領には塩がなかなか入らなくなりました。
そこで謙信は「信玄と争うのは弓矢であって、米や塩ではない」として、越後府内の商人・蔵田五郎左衛門に、越後からの塩の流通を止めないよう命じたと伝えられています。
Japaaanは、この話を後の時代に作られた美談とみる考え方を紹介しています。今川氏真が荷留をしたことは事実でも、川中島の戦いなどで何度もぶつかった両家のあいだには緊張が続いており、謙信が進んで塩を送ったとは考えにくい、という見方です。越後から信濃へ通じる糸魚川街道は古くから塩の通り道で、駿河からの塩が止まったために、この道を通る民間の取り引きが増えました。その事実が「謙信からの贈り物」として語られるようになった、というのが同誌の説明です。
松本に残る塩と飴の言い伝え
長野県の松本、豊科、池田、大町などでは、正月から2月にかけて「飴市」が開かれます。この市の始まりについては、謙信から塩が送られて以来、塩市が盛んに開かれるようになり、そこで飴も売られるようになったという言い伝えがあります。松本市内には、塩を運んだ牛をつないだとされる「牛つなぎ石」が今も残っています。
東京国立博物館には「塩留めの太刀」と呼ばれる太刀が収められています。塩を送ってもらったお礼に、信玄が上杉家へ贈ったものと伝えられています。
暮らしの塩と表示の見比べ
塩は、料理の味を調えるもっとも基本的な調味料のひとつです。そのまま味付けに使うだけでなく、漬物や干物といった保存食づくりにも古くから用いられてきました。
店頭には、海水からつくる塩や岩塩など、さまざまな種類が並んでいます。粒の大きさや形、しっとり感にも違いがあるので、料理に合わせて使い分けることもできます。
台所にある塩や店で見かける塩のパッケージを手に取って、原材料や製法の表示を読み比べてみてください。いつも使っている塩がどのようにつくられているのかが分かります。あわせて「敵に塩を送る」の言い伝えを家族との話題にすると、記念日の由来も身近に感じられます。
よくある質問
Q&A 塩の日はいつ?
1月11日です。謙信の送った塩が松本に届いたと伝わる日です。
塩の日の由来は?
上杉謙信が武田信玄に塩を送ったという言い伝えです。
謙信が塩を送った話は史実?
後の時代に生まれた美談で、史実の可能性は低いとする見方があります。
出典
SOURCES- 日本educe食育総合研究所「1月11日は『塩の日』」 https://www.educe-shokuiku.jp/news/food/salt-day/
関連リンク
- Japaaan「『塩の日』の由来であり『敵に塩を送る』の語源でもある美談」 https://mag.japaaan.com/archives/86311
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
1月11日は #塩の日 。上杉謙信が対立していた武田信玄に塩を送り、1569年のこの日に松本へ届いたと伝えられています。「敵に塩を送る」の由来になった話です🧂 #今日は何の日
- 文例 2
きょうは塩の日。謙信が信玄に塩を送った話は、後の時代に美談として語られるようになったという見方もあります。松本の飴市にも、この塩にまつわる言い伝えが残っています🧂 #今日は何の日 #塩の日
- 文例 3
1月11日は #塩の日 。[店で扱う塩の種類や産地の紹介] 料理に合わせた塩の使い分けを、この機会にどうぞ🧂 #今日は何の日
SAME DAY 1月11日は、こんな日でもあります
- 文化
鏡開き
鏡開き(1月11日)は、正月に供えた鏡餅を下げ、雑煮や汁粉にして食べる伝統行事。刃物を使わず木槌などで割り、一年の無病息災を願う。
由来を読む → - 産業
アルミの日
アルミの日(1月11日)は、一般社団法人日本アルミニウム協会が制定した記念日。軽くて丈夫で錆びにくく、わずかなエネルギーで再生できる環境にやさしい金属アルミニウムの魅力を広め、利用拡大につなげるのが目的。日付は昭和電工大町工場(現・レゾナック・グラファイト・ジャパン)で1934年1月11日、電解精錬によるアルミ製品が国内で初めて作られたことにちなむ。
由来を読む → - 文化
イラストレーションの日
イラストレーションの日(1月11日)は、協同組合日本イラストレーション協会が定めた記念日。英単語「Illustration」の頭文字「Ill」の形が1の並びに見えることに日付が由来する。業界に関わる人々がその役割と価値を見つめ直し、盛り上げていくことを目的としている。
由来を読む → - 食
アスパラガスビスケットの日
アスパラガスビスケットの日(1月11日)は、菓子メーカーの株式会社ギンビスが定めた記念日。1968年に発売され今も愛される同社の看板商品の、棒のような形を1が並ぶ日付に重ねている。家族が集まる年始に、世代を超えて親しまれてきた味を楽しんでもらうことを目的としている。
由来を読む → - その他
UNO(ウノ)の日
UNO(ウノ)の日(1月11日)は、マテル・インターナショナル株式会社が定めた記念日。同社が扱うカードゲーム「UNO」は、スペイン語やイタリア語で数字の1を意味することから、1が重なる日付とした。世界約80か国で親しまれる同ゲームを、さらに多くの人に楽しんでもらうことを目的としている。
由来を読む → - 食
ロールちゃんの日
ロールちゃんの日(毎月11日)は、ロールケーキ「ロールちゃん」を手がける山崎製パン株式会社が制定した記念日。パッケージのキャラクターの長い両耳が数字の11に似ていることにちなむ。しっとりした生地とクリームが自慢のハンディタイプのロールケーキを、多くの人に知ってもらうのが目的。
由来を読む →
