要点
- 日付
- 毎年 7月24日
この日の暦(2026年)
由来
河童忌は、作家・芥川龍之介の命日にあたる7月24日です。芥川は1927年のこの日に亡くなりました。
作家の忌日には、その人にゆかりのある言葉を添えた呼び名がつけられることがあります。河童忌もそのひとつで、芥川が晩年に書いた代表作『河童』から名づけられました。命日を作品名で呼ぶことで、この日はその作家を思い起こす日になっています。
長崎歴史文化博物館の案内でも、昭和2年(1927年)7月24日は芥川龍之介の命日で、最晩年の作品『河童』にちなんで「河童忌」と呼ばれる、と紹介されています。
大正の文壇を代表した作家
新潮社の著者紹介によると、芥川龍之介は1892年に東京で生まれ、東京帝国大学の英文科を卒業しました。在学中から創作を始め、短編「鼻」が夏目漱石に激賞されます。その後、『今昔物語』などに題材をとった「羅生門」「芋粥」「藪の中」、中国の説話にもとづく童話「杜子春」などを次々に発表し、大正の文壇の寵児となりました。
西欧の短編小説の手法を身につけ、東西の文献に材をとりながら、自分の主題を小説にしていったのが芥川の持ち味です。1925年ごろから体調がすぐれず、晩年は深い悩みを抱えたまま、自ら命を絶ちました。「歯車」「或阿呆の一生」などの作品は、遺稿として残されています。
『河童』という作品
河童は、川や沼にすむとされる日本の想像上の生き物です。頭の皿やくちばし、背中の甲羅といった姿で描かれることが多く、昔話や伝承に広く登場します。
芥川の『河童』は、その河童たちが暮らす国を舞台にした小説です。語り手が迷い込んだ河童の国では、人間の世界とは違う考え方や習慣が当たり前になっています。その様子を通して、人間の社会や常識をあらためて見つめ直すような内容です。
新潮社はこの作品を、河童の国の不思議な社会制度や芸術、宗教観を通して人間社会を鋭く風刺した、芥川の最晩年の代表作と紹介しています。
芥川龍之介は短編小説の名手として知られ、多くの作品がいまも読み継がれています。
長崎に残る「河童図屏風」
芥川は、南蛮や紅毛に関する資料を集めるため、1919年(大正8年)に菊池寛とともに初めて長崎を訪れ、1922年(大正11年)にも再び足を運びました。長崎では、のちに弟子となる郷土史家の渡辺庫輔や、実業家で文化人でもあった永見徳太郎と親しく交わっています。
その再訪の折に描いたのが「河童図屏風」です。永見から紹介されたお若さん、のちの料亭「菊本」の女将・杉本わかのために描いたもので、河童の絵に「橋の上ゆ胡瓜なぐれば水ひびきすなわち見ゆるかぶろのあたま」という歌が添えられ、俳号の「我鬼」と署名されています。長崎歴史文化博物館は2024年の夏にも、河童忌にあわせてこの屏風を公開しました。
『河童』を手に取る
7月24日は、『河童』を読む時間をつくるきっかけになります。図書館や書店で芥川龍之介の作品集を探して、『河童』のページを開いてみてください。
よくある質問
Q&A 河童忌はいつ?
毎年7月24日です。芥川龍之介の命日です。
なぜ河童忌と呼ぶの?
芥川の最晩年の作品『河童』にちなんだ呼び名です。
『河童』はどんな作品?
河童の国の制度や芸術を通して人間社会を風刺した小説です。
出典
SOURCES- 童話館編集部「河童忌」 https://douwakan.co.jp/blog_books/kappaki/
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
7月24日は #河童忌 。1927年のこの日に亡くなった作家・芥川龍之介の命日で、最晩年の作品『河童』にちなんでこう呼ばれます📚 #今日は何の日
- 文例 2
きょう7月24日は河童忌。芥川龍之介は長崎を訪れた折、河童の絵に歌を添えた屏風を描いています。署名は俳号の「我鬼」でした📚 #今日は何の日 #河童忌
- 文例 3
7月24日は #河童忌 。[所蔵する芥川龍之介の作品や関連資料の案内]をお知らせします。命日に作品を読み返す時間を📚 #今日は何の日
SAME DAY 7月24日は、こんな日でもあります
- スポーツ
ドローンサッカーの日
ドローンサッカーの日(7月24日)は、一般社団法人日本ドローンサッカー連盟が制定した記念日。日本初となる国際基準の専用アリーナが2020年7月24日に大分県別府市で開所したことにちなむ。専用ドローンでゴールを競う韓国発祥のこの競技を、老若男女が楽しめるスポーツとして広めることが目的。
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セルフメディケーションの日
セルフメディケーションの日(7月24日)は、日本OTC医薬品協会が制定した記念日。1日24時間、週7日という数字にちなんで日付が定められた。市販のOTC医薬品を活用して自分の判断で軽い不調に対処する意識と行動を、多くの人に広めることを目的としている。
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スポーツアロマの日
スポーツアロマの日(7月24日)は、特定非営利活動法人日本スポーツアロマトレーナー協会が制定した記念日。延期前の東京オリンピックが開幕する予定だった2020年7月24日にちなむ。スポーツアロママッサージを通じてけがの予防やケアの大切さを広めることを目的としている。
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ブルボン・プチの日
ブルボン・プチの日(毎月24日)は、菓子メーカーの株式会社ブルボンが制定した記念日。看板シリーズ「プチシリーズ」の商品数24種類にちなんで日付を定めた。手軽なサイズと豊富なラインナップで親しまれる「プチシリーズ」を、より多くの人に楽しんでもらうことを目的としている。
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エキナケアのど飴の日
エキナケアのど飴の日(7月24日)は、松浦薬業株式会社が制定した記念日。日付は同社の「エキナケアのど飴」がSNSで話題を集めた2022年7月24日にちなむ。西洋と東洋のハーブを組み合わせたのど飴を通し、年間を通じたのどの健康への関心を高めることが目的。
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夏の大阪・鴨すき焼きの日
夏の大阪・鴨すき焼きの日(7月24日)は、大阪府松原市で河内鴨を扱う有限会社ツムラ本店が制定した記念日。江戸時代から天神祭りの時期に滋養強壮として鴨のすき焼きを食べる風習があったことにちなみ、天神祭の宵宮が始まる日を選んだ。大阪の夏の食文化として広めることが目的。
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