要点
- 日付
- 毎年 12月2日
- 制定者
- 国連
この日の暦(2026年)
国連総会での条約採択にちなむ日
奴隷制度廃止国際デーは、国連が定めた国際デーです。12月2日という日付は、1949年のこの日に、国連総会で人身売買の禁止に関する条約が採択されたことに由来します。
この日は、現代の強制労働や人身取引をなくすよう、世界に呼びかけることを目的としています。国連広報センターでは、この日にあわせて国連事務総長のメッセージが紹介されています。
条約とこの日の焦点
国連によると、12月2日に採択されたのは「人身売買及び他人の売春からの搾取の禁止に関する条約」です(国連総会決議317(IV))。
この国際デーの焦点は、現代の形の奴隷制をなくすことです。国連は、人身取引、性的搾取、最悪の形態の児童労働、強制結婚、子どもを武力紛争に使うための強制的な徴集を挙げ、その根絶を呼びかけています。
2000年に国連広報センターが紹介したコフィー・アナン事務総長(当時)のメッセージは、世界人権宣言が第4条で奴隷制度と奴隷売買の禁止をうたってから50年以上が過ぎても、奴隷制度はなくなっておらず、場所によっては広がりさえ見せていると訴えました。
増えている現代の奴隷制
国際労働機関(ILO)の推計では、2021年に現代の奴隷制のもとにあった人は世界で5,000万人にのぼります。2016年の推計より1,000万人多く、とくに女性と子どもが被害を受けやすいとされています。現代の奴隷制は法律で定義された言葉ではなく、強制労働、借金による束縛、強制結婚、人身取引などをまとめて指します。脅しや暴力、強制、だまし、権力の乱用によって、本人が拒むことも抜け出すこともできない搾取の状態です。
このうち強制労働の下にある人は、2021年に2,760万人でした。地域別ではアジア・太平洋が1,510万人と最も多く、強制労働の86%は国家ではなく民間によって課されています。強制労働の半分以上(52%)と強制結婚の4分の1は、高所得国や上位中所得国で起きており、豊かな国と無関係な問題ではありません。ILOは、強制労働によって生まれる違法な利益を、世界で年間2,360億米ドルと見積もっています。
強制労働をなくすための取り組みとして、ILOが採択した法的な拘束力を持つ強制労働に関する議定書が、2016年11月に発効しました。国連のページでは、各国の指導者にこの議定書の批准を求めるよう呼びかけています。
「過去のもの」ではない奴隷制
奴隷制度と聞くと、歴史の教科書に出てくる出来事を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、人を本人の意思に反して働かせたり、売り買いの対象として扱ったりする行為は、形を変えて今も続いているといわれます。
強制労働とは、本人が望まない仕事を、脅しや拘束によって続けさせられている状態のことです。人身取引は、だましや暴力などによって人を集めたり移動させたりして、搾取することを指します。被害に遭った人が自由に移動できなかったり、外部に助けを求めにくかったりすることも、こうした問題が外から見えにくい理由の一つです。
事務総長のメッセージを読んでみる
12月2日には、国連広報センターのウェブサイトで、この日に寄せられた国連事務総長のメッセージを読んでみましょう。そのうえで、ふだん買っている商品のメーカーが調達や人権についてどんな方針を示しているか、一社だけでも企業のサイトで確かめてみてください。
よくある質問
Q&A 奴隷制度廃止国際デーはいつ?
毎年12月2日です。
なぜ12月2日なの?
1949年12月2日に国連総会で人身売買を禁じる条約が採択されたためです。
現代の奴隷制のもとにある人は何人?
ILOの推計では、2021年に世界で5,000万人です。
出典
SOURCES- 国連広報センター https://www.unic.or.jp/
- 国連広報センター 国連事務総長メッセージ https://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/1336/
- United Nations「International Day for the Abolition of Slavery」 https://www.un.org/en/observances/slavery-abolition-day
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
12月2日は #奴隷制度廃止国際デー 。1949年のこの日、国連総会で人身売買を禁じる条約が採択されました。強制労働や人身取引は、形を変えて今も続いています🕊️ #今日は何の日
- 文例 2
きょう12月2日は奴隷制度廃止国際デー。ILOの推計では、強制労働や強制結婚など現代の奴隷制のもとにある人は2021年に世界で5,000万人。5年で1,000万人増えました🕊️ #今日は何の日 #奴隷制度廃止国際デー
- 文例 3
12月2日は #奴隷制度廃止国際デー 。[人権や調達方針についての取り組みの紹介]🕊️ #今日は何の日
SAME DAY 12月2日は、こんな日でもあります
- 食
デーツの日
デーツの日(12月2日)は、お好みソースを手がけるオタフクソース株式会社が制定した記念日。12月の英語Decemberの頭文字「D」と数字の「2」を組み合わせた「デー(D)ツ(2)」の語呂合わせに由来する。栄養価の高いナツメヤシの完熟果実デーツを、クリスマスの季節に多くの人へ広めることが目的。
由来を読む → - 健康
ビフィズス菌の日
ビフィズス菌の日(12月2日)は、ビフィズス菌入り食品を扱う江崎グリコ株式会社が制定した記念日。1899年12月2日、フランスの小児科医アンリ・ティシェ氏がパリの学会でビフィズス菌の発見を発表したことに由来する。善玉菌の代表格であるビフィズス菌を通じて、腸内環境を整え健康を維持してもらうことを目的としている。
由来を読む → - 技術
ジョルテの日
ジョルテの日(12月2日)は、カレンダーアプリ「ジョルテ」を展開する株式会社ジョルテが制定した記念日。紙の手帳の使いやすさとデジタルの機能性を兼ね備えたアプリであることにちなみ、「手帳の日」(12月1日)と「カレンダーの日」(12月3日)に挟まれた12月2日を選んだ。アプリの魅力を広くPRすることを目的としている。
由来を読む → - 産業
INF菱形ラスの日
INF菱形ラスの日(12月2日)は、山の斜面崩落を防ぐ金網「菱形ラス」を製造する藤田鉄網商工株式会社が2023年に制定した記念日。同社ブランド「INF」の頭文字を1・2・2の数字に見立てたことと、監査役の誕生日に由来する。製品を通じて人々の命や暮らしを守る責任と誇りを伝えることを目的としている。
由来を読む → - 文化
美人証明の日
美人証明の日(12月2日)は、栃木県足利市の美人弁天町おこしの会が制定した記念日。2006年12月2日に本城厳島神社で美人弁天が建立され、参拝者への「美人証明」の発行が始まったことにちなむ。心優しい美人弁天と「美人の国・足利」を広くアピールすることを目的としている。
由来を読む → - 自然
雑種犬 ありがとうの日
雑種犬ありがとうの日(7月31日と12月2日)は、神奈川県川崎市にある犬専門フォトスタジオが制定した記念日。血統に偏りのない雑種犬は遺伝的な病気にかかりにくく、一匹一匹が世界に一つだけの存在であることが魅力とされる。愛犬をぎゅっと抱きしめて感謝を伝える日とし、日付はアメリカの雑種犬向け記念日にちなむ7月31日と12月2日とした。
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