要点
- 日付
- 毎年 1月11日
- 制定者
- アストラム株式会社
- 制定年
- 2023年
- 認定
- 日本記念日協会
この日の暦(2026年)
1が並ぶ日に、替芯を思う
シャー芯の日は、文具事務用品の製造販売などを手がけるアストラム株式会社が制定した記念日です。「シャー芯」は「シャープペンの替芯」を縮めた呼び名です。
日本記念日協会の説明によると、同社は1960年に二つの製品を開発しました。一つは、合成樹脂を配合した芯「ハイポリマー芯」です。それまでの粘土芯などに比べ、0.9ミリと細くても強度と濃度が格段に高く、世界初の合成樹脂配合芯とされています。もう一つは、片手で効率よく芯を出せるノック式シャープペン「ぺんてる鉛筆」です。
この二つの製品が、いまも一般的に使われているシャープペンの基盤になりました。そこで、替芯の魅力やこだわりを知ってもらうことを目的に、この記念日が設けられました。
日付は、替芯1本の形が数字の「1」に似ていることにちなみます。1が並ぶ1月11日は、シャープペンの替芯を思い起こさせることから選ばれました。
2023年に登録された記念日
ぺんてるは2023年1月10日、1月11日が「シャー芯の日」として日本記念日協会に認定・登録されたと発表しました。替芯のブランドを13年ぶりに新しくするのにあわせた発表です。シャープペンの陰に隠れがちな替芯の魅力を知ってもらうことを目的に、替芯の形が「1」に似ていることから日付を選んだと説明しています。替芯が「シャー芯」の愛称で親しまれていることから、名前もそのまま記念日に使いました。日本記念日協会では、制定者をアストラム株式会社としています。
粘土の芯から樹脂の芯へ
ITmedia NEWSの記事によると、シャープペンの芯はかつて、鉛筆の芯と同じように黒鉛(グラファイト)に粘土を混ぜて焼いて作られていました。そのため細い芯を作れず、折れやすかったといいます。ぺんてるも、それまでの替芯は1~1.5mmの太く折れやすい芯しかなく、シャープペンは後端を回して芯を出す「繰出式」が主流だったと説明しています。
この黒鉛と粘土の芯の作り方は、1795年にフランスのニコラ・ジャック・コンテが考え出したものです。ぺんてるの公式noteに文具王・高畑正幸さんが寄せた記事によると、イギリスと対立して良質な黒鉛が手に入りにくくなったフランスで、コンテは粉状の黒鉛と粘土を混ぜて高温で焼き固める方法を発明しました。黒鉛と粘土の割合を変えれば、芯の硬さ(濃さ)も調節できます。
そこへ登場したのが、1960年に大日本文具(現在のぺんてる)が発売した合成樹脂配合の「ハイポリマー芯」です。同じ記事は、開発担当者がストーブにくっついて黒く焦げた飯粒を見て、墨を作る原理と同じだと気づいたという話を紹介しています。黒鉛に合成樹脂を混ぜて焼くと強度が増し、細い芯を作れるようになりました。
ITmedia NEWSによると、1960年に0.9mm、1962年に0.7mmと0.5mmの芯が発売されました。ぺんてるは、芯が細く丈夫になったことで、芯を削らずに片手で効率よく芯を出せるノック式シャープペンが生まれ、0.5mmのハイポリマー芯の発売をきっかけにシャープペンが一気に広まったとしています。いまでも0.5mmのノック式が主流です。
いまの芯は、主に黒鉛と合成樹脂を何度も練り合わせ、細い棒状に押し出してから熱を加えて作ります。記事によると、押し出したばかりのやわらかい芯をまっすぐにする工程には、人の手がかかっているそうです。
シャープペンの替芯とは
替芯は、シャープペンに入れて使う細い棒状の芯です。ふだんは何本かまとめてケースに入っていて、芯がなくなったら本体の後ろなどから補充します。
替芯には太さの違いがあり、使うシャープペンに合ったものを選びます。HBやB、Hといった濃さ・硬さの違いもあります。一般に、濃い芯ほどやわらかく、なめらかに書けます。硬い芯ほど線が細く、くっきりします。書く文字の大きさや筆圧、用途に合わせて選び分けられています。
替芯の濃さを書き比べる
手元のシャープペンに、ふだんとは違う濃さの替芯を入れてみます。同じ言葉を紙に並べて書き、線の色や書き心地の違いを確かめてみてください。
よくある質問
Q&A シャー芯の日はいつ?
1月11日です。替芯の形が数字の「1」に似ていることにちなみます。
シャー芯の日はいつできた?
2023年1月に、ぺんてるが認定・登録を発表しました。
ハイポリマー芯はいつ発売された?
1960年です。最初の太さは0.9mmでした。
昔のシャープペンの芯は?
黒鉛に粘土を混ぜて焼いた芯で、太く折れやすいものでした。
出典
SOURCES- 日本記念日協会「シャー芯の日」 https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=2947
- ぺんてる「1月11日を『シャー芯の日』に」 https://www.pentel.co.jp/news/20230110/
- ぺんてる「ハイポリマー芯」 https://www.pentel.co.jp/products/mechanicalpencil/lead_hipolymer/
関連リンク
- ITmedia NEWS「ぺんてるの新しい“シャー芯”」 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2302/21/news079.html
- ぺんてる シャープペン研究部「人類による筆記材の歴史とポリマー芯という発明」 https://note.com/pentel_sharppen/n/n99156514ec29
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
1月11日は #シャー芯の日 。替芯1本の形が数字の「1」に似ていて、1が並ぶこの日に決まりました✏️ #今日は何の日
- 文例 2
昔のシャープペンの芯は、鉛筆と同じ黒鉛と粘土を焼いたもので、1~1.5mmの太さでした。1960年の合成樹脂配合の芯で、細くて折れにくい芯が生まれます✏️ #今日は何の日 #シャー芯の日
- 文例 3
1月11日は #シャー芯の日 。[実施する施策]で、替芯の書き心地を比べるきっかけをお届けします✏️ #今日は何の日
SAME DAY 1月11日は、こんな日でもあります
- 文化
鏡開き
鏡開き(1月11日)は、正月に供えた鏡餅を下げ、雑煮や汁粉にして食べる伝統行事。刃物を使わず木槌などで割り、一年の無病息災を願う。
由来を読む → - 食
塩の日
塩の日(1月11日)は、1569年1月11日に上杉謙信が敵対していた武田信玄に塩を送ったと伝えられる故事に由来する日。「敵に塩を送る」という言葉のもとになったが、史実性には異説もある。
由来を読む → - 食
アスパラガスビスケットの日
アスパラガスビスケットの日(1月11日)は、菓子メーカーの株式会社ギンビスが定めた記念日。1968年に発売され今も愛される同社の看板商品の、棒のような形を1が並ぶ日付に重ねている。家族が集まる年始に、世代を超えて親しまれてきた味を楽しんでもらうことを目的としている。
由来を読む → - その他
UNO(ウノ)の日
UNO(ウノ)の日(1月11日)は、マテル・インターナショナル株式会社が定めた記念日。同社が扱うカードゲーム「UNO」は、スペイン語やイタリア語で数字の1を意味することから、1が重なる日付とした。世界約80か国で親しまれる同ゲームを、さらに多くの人に楽しんでもらうことを目的としている。
由来を読む → - 産業
アルミの日
アルミの日(1月11日)は、一般社団法人日本アルミニウム協会が制定した記念日。軽くて丈夫で錆びにくく、わずかなエネルギーで再生できる環境にやさしい金属アルミニウムの魅力を広め、利用拡大につなげるのが目的。日付は昭和電工大町工場(現・レゾナック・グラファイト・ジャパン)で1934年1月11日、電解精錬によるアルミ製品が国内で初めて作られたことにちなむ。
由来を読む → - 食
ダブルソフトの日
ダブルソフトの日(毎月11日)は、製パン大手の山崎製パン株式会社が制定した記念日。トーストしても耳までやわらかく食べやすい、ソフト食パンの代名詞的商品「ダブルソフト」の魅力を伝えるのが目的。真ん中で割ると数字の1が2つ並んだ形に見えることから、毎月11日を記念日とした。
由来を読む →
