要点
- 日付
- 毎年 2月12日
この日の暦(2026年)
由来
ペニシリンの日は、毎年2月12日です。1941年のこの日、イギリスのオックスフォード大学で、ペニシリンの本格的な臨床投与が行われました。医療機関の紹介によると、これは世界で初めての取り組みとされています。記念日の日付も、この出来事に由来しています。
この投与は、抗生物質を使う医療の始まりと位置づけられています。研究室で扱われていた物質が、実際に患者に使われる段階へ進んだ節目の日です。
インディアナ大学医学部のビル・サリバン教授がThe Conversationに寄せた記事によると、このとき投与を受けたのは、オックスフォード州の警察官アルバート・アレクサンダーでした。顔の傷から重い敗血症になり、片目を失っていました。ほかに打つ手がなくなっていたため、担当医のチャールズ・フレッチャーが、まだ試験段階だったペニシリンを使うことにしたのです。
フレミングの発見から最初の患者まで
ペニシリンの働きが最初に気づかれたのは1928年です。ロンドンのセント・メアリー病院で、微生物学者のアレクサンダー・フレミングが、アオカビの混じったシャーレではブドウ球菌がよく育たないことに目を留めました。カビが作る液に、ある種の細菌を殺す力があったのです。
それから10年ほどたって、オックスフォード大学のハワード・フローリーらがこの物質を精製し、効き目を確かめる研究を始めます。1940年8月には、マウスの実験で、精製したペニシリンが多くの細菌感染を安全に抑えたという結果を発表しました。続いてフローリーは、フレッチャーに患者での試験を頼みました。
投与を始めると、アレクサンダーは数日のうちに目覚ましく回復しました。しかし当時のペニシリンはごくわずかしか作れず、患者の尿から回収して使い直しても足りませんでした。10日ほど良くなったあと、病状はしだいに逆戻りしてしまいます。それでもフレッチャーは、一時的な改善ははっきりしていて、5日間続けて投与しても毒性は見られなかったと記録しており、この結果がペニシリンの研究を一気に後押ししました。ペニシリンで完治した最初の患者が出たのは、ほぼ1年後の1942年3月14日、アメリカのコネチカット州でのことです。
ペニシリンとは
ペニシリンは、抗生物質の一つです。いまでは身近な抗生物質を使う医療も、この日の臨床投与を出発点に広がっていきました。
なお、アレクサンダーはバラの手入れ中にとげで顔を傷つけたという話がよく知られていますが、サリバン教授はこれを疑問視しています。2021年に設けられた記念の銘板には、1940年11月30日にサウサンプトンで戦時の任務についていたとき、空襲で負傷したと記されています。
抗生物質について、薬の説明を読み返す
記念日をきっかけに、手元に処方された薬があれば、添付の説明書や薬局でもらった説明の紙を読み返してみてください。飲み方や気になる点で分からないことがあれば、医師や薬剤師に相談しましょう。公的機関が出している薬の情報で確かめることもできます。
よくある質問
Q&A ペニシリンの日はいつ?
2月12日です。1941年に初の本格的な臨床投与がありました。
ペニシリンを発見したのは誰?
1928年に微生物学者のアレクサンダー・フレミングが見つけました。
ペニシリンの最初の患者は誰?
オックスフォードの警察官アルバート・アレクサンダーです。
出典
SOURCES- 医療法人美﨑会 国分中央病院「2月12日は、ペニシリンの日です」 https://www.misakikai.or.jp/news/1483/
- The Conversation「Guns not roses – here’s the true story of penicillin’s first patient」 https://theconversation.com/guns-not-roses-heres-the-true-story-of-penicillins-first-patient-178463
関連リンク
- 伊藤忠都市開発 note(2月12日はペニシリンの臨床実験成功日) https://note.com/ipd/n/n913ba6a2db85
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
きょう2月12日は #ペニシリンの日 。1941年のこの日、イギリスのオックスフォードでペニシリンが初めて本格的に患者へ投与されました。抗生物質の医療はここから広がっていきます💊 #今日は何の日
- 文例 2
2月12日は #ペニシリンの日 。最初の患者の警察官は数日で目に見えて回復しましたが、薬が足りず、尿から回収して使い回したほどでした💊 #今日は何の日
- 文例 3
2月12日は #ペニシリンの日 。処方された薬の飲み方で気になることがあれば、[相談窓口・受付時間]でお気軽にご相談ください💊 #今日は何の日
SAME DAY 2月12日は、こんな日でもあります
- 自然
ダーウィンの日
ダーウィンの日(2月12日)は、進化論を提唱したチャールズ・ダーウィンの誕生日(1809年2月12日)にちなむ国際的な記念日。科学と進化生物学への理解を深める日とされる。
由来を読む → - 食
黄ニラ記念日
黄ニラ記念日(2月12日)は、岡山県特産の黄ニラを広めようと、JA全農おかやまが制定した記念日。鍋物の需要が高まる最盛期の2月であることと、「にっこり(2月)いいニラ(12日)」の語呂合わせにちなむ。和洋中で使える黄ニラの魅力を伝えることが目的。
由来を読む → - 健康
乳酸菌のくすりの日
乳酸菌のくすりの日(2月12日)は、兵庫県神戸市のビオフェルミン製薬株式会社が制定した記念日。日付は同社の創立記念日である1917年2月12日にちなむ。日本で初めて製品化された乳酸菌医薬品を通じ、腸内環境を整える乳酸菌の働きを広く知ってもらうことを目的としている。
由来を読む → - 食
レトルトカレーの日
レトルトカレーの日(2月12日)は、大塚食品株式会社が制定した記念日。1968年のこの日、世界初の市販用レトルトカレー「ボンカレー」が発売されたことに由来する。発売から半世紀以上を経ても愛され続けるレトルトカレーの魅力を、あらためて伝えることを目的としている。
由来を読む → - 産業
ブラジャーの日
ブラジャーの日(2月12日)は、女性下着最大手の株式会社ワコールが制定した記念日。1914年2月12日、アメリカ人女性が布とリボンで手作りしたブラジャーの原型に特許を得たことにちなむ。同社は検定やリサイクル活動を通じて、下着への理解を広めている。
由来を読む → - 食
ボンカレーの日
ボンカレーの日(2月12日)は、レトルトカレーの代名詞として知られる「ボンカレー」の発売日にちなみ、発売元の大塚食品株式会社が制定した記念日。1968年2月12日の発売から2018年に50周年を迎えた、日本初の市販レトルト食品としての歴史を広く伝えることが目的。
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