要点
- 日付
- 毎年 9月3日
- 制定者
- 沖縄県浦添市
- 認定
- 日本記念日協会
この日の暦(2026年)
浦添市が制定した記念日
毎年9月3日は「組踊の日」です。沖縄県浦添市が、琉球王朝時代から伝わる組踊をさらに広め、発展させることを目的に制定しました。日付は、「9」と「3」で組踊の「くみ」と読む語呂合わせから選ばれています。
日本記念日協会の説明によると、浦添市は組踊の文化振興に取り組んでいます。市内にある国立劇場おきなわを中心に、組踊を定期的に上演しています。
浦添市と組踊には深い縁があります。市内の前田には、組踊の創始者である玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)の墓があり、市の史跡に指定されています。浦添市の資料によると、墓は前田トンネルの上にあり、復元整備されて一般の人も見学できます。芸能関係者や観光客も多く訪れる場所です。
国立劇場おきなわは、2004年1月に浦添市で開場しました。文化庁は、組踊がこの劇場を伝承と公開の重要な拠点にしていると説明しています。劇場は伝統組踊保存会と連携して、組踊の伝承者を育てる事業も行っています。
組踊とは
組踊は、沖縄に伝わる伝統芸能です。台詞、音楽、踊りを組み合わせて物語を演じる歌舞劇で、琉球王朝の時代に生まれました。
台詞は「唱え」と呼ばれ、独特の抑揚をつけて語られます。舞台では、三線などによる琉球古典音楽の演奏と歌に合わせて、役者が演じたり舞ったりします。演目には、敵討ちや親子の情など、王朝時代の価値観を映した物語もあります。
2010年には、ユネスコの無形文化遺産リストに登録されました。沖縄を代表する舞台芸術として、いまも上演が続いています。
文化庁の広報誌では、組踊の見どころとして、演じ手(立方)がまとう色鮮やかな紅型(びんがた)の衣装や、沖縄の古い言葉による流れるような台詞回し、地謡(じうたい)が奏でる琉球古典音楽が挙げられています。舞台には大がかりなセットがなく、観客の想像力と合わさって物語が進んでいきます。
冊封使をもてなすために生まれた舞台
組踊の始まりは、琉球王国と中国との外交にあります。琉球では国王が代わるたびに、新しい王を承認する使節「冊封使(さっぽうし)」が中国の皇帝から送られてきました。この冊封使をもてなすため、宴の儀礼を取り仕切る踊奉行(おどりぶぎょう)に任じられた玉城朝薫が、組踊を作りました。朝薫は琉球に古くから伝わる故事をもとに、能や歌舞伎などの芸能を参考にしたとされています。
初演は1719年で、「二童敵討(にどうてきうち)」と「執心鐘入(しゅうしんかねいり)」の2作品が上演されました。この2作品に「銘苅子(めかるしー)」「女物狂(おんなものぐるい)」「孝行之巻(こうこうのまき)」を加えた5作品は「朝薫の五番」と呼ばれ、いまも名作として親しまれています。その後も多くの作者が現れ、現在までに70余りの組踊が伝えられています。2019年には、初演から300年を迎えました。
王国の時代、組踊を演じたのは士族の子弟でした。明治以降は街なかの舞台で演じられるようになり、そこで受け継がれてきました。1972年(昭和47年)5月15日には、国の重要無形文化財に指定されています。
組踊の舞台を観に、劇場へ
9月3日をきっかけに、組踊の上演予定を調べてみましょう。公演情報は、国立劇場おきなわや浦添市の公式サイトで確認できます。沖縄を訪れる予定があれば、旅程に観劇を組み込んでみてください。
よくある質問
Q&A 組踊の日はいつ?
9月3日です。9と3で「くみ」と読む語呂合わせです。
組踊の日は誰が制定した?
沖縄県浦添市です。
組踊を作ったのは誰?
琉球王国の踊奉行だった玉城朝薫です。
組踊が初めて上演されたのはいつ?
1719年です。冊封使をもてなすために創作されました。
出典
SOURCES- 日本記念日協会「組踊の日」 https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=1394
- 文化庁広報誌ぶんかる「約300年の歴史をつむぐ優雅な世界「組踊」」 https://www.bunka.go.jp/prmagazine/rensai/youkoso/youkoso_031.html
- 文化遺産オンライン「組踊」 https://online.bunka.go.jp/db/heritages/detail/171461
- 浦添市「うらおそい歴史新聞」第49号 https://cms.city.urasoe.lg.jp/doc/609e72813d59ae2434bfda9b/file_contents/uranews49.pdf
- 浦添市「シネマ組踊 二童敵討」紹介記事(広報資料) https://www.city.urasoe.lg.jp/doc/609e81c13d59ae2434bff696/file_contents/s20140227174949716_3.pdf
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
9月3日は #組踊の日 。9と3で「くみ」と読む語呂合わせから、沖縄県浦添市が制定しました。組踊は、せりふ・音楽・踊りで物語を演じる沖縄の歌舞劇です🎭 #今日は何の日
- 文例 2
きょう9月3日は組踊の日。組踊は、中国からの使節・冊封使をもてなすため玉城朝薫が創作し、1719年に初めて上演されました。朝薫の墓は浦添市にあります🎭 #今日は何の日 #組踊の日
- 文例 3
9月3日は #組踊の日 。沖縄の伝統芸能にちなんで[実施する施策]を行います。詳しくは[詳細・リンク]をご覧ください🎭 #今日は何の日
SAME DAY 9月3日は、こんな日でもあります
- 文化
ドラえもんの誕生日
ドラえもんの誕生日(9月3日)は、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』の主人公が2112年9月3日生まれという設定に由来する記念日。
由来を読む → - スポーツ
ホームラン記念日
ホームラン記念日(9月3日)は、1977年9月3日に王貞治が通算756号本塁打を放ち、当時の世界記録を樹立したことに由来する記念日。2日後の9月5日には第1号となる国民栄誉賞が贈られた。
由来を読む → - 自然
未来につなぐカーボンニュートラルの日
未来につなぐカーボンニュートラルの日(9月3日)は、公益社団法人日本青年会議所が制定した記念日。1949年に東京青年会議所が国内で初めて設立された日にちなむ。植樹や節電など日常の小さな取り組みを家庭から地域へ広げ、環境問題への関心を高めることを目指している。
由来を読む → - 食
S-903納豆菌の日
S-903納豆菌の日(9月3日)は、「おかめ納豆」で知られるタカノフーズ株式会社が制定した記念日。同社が保有する2000種類以上の納豆菌の中でも903番目に登録された、健康効果の高い「S-903納豆菌」を使う「すごい納豆S-903」を広めるのが目的。日付は菌の番号「903」の9と3から9月3日とした。
由来を読む → - 自然
草の日
草の日(9月3日)は、福岡県広川町で農業機械の製造販売を手がける、小型草刈機で国内トップシェアを誇る株式会社オーレックが制定した記念日。草を適切に管理し自然の力を引き出すという考えから、草が持つ役割の大切さを広く伝えるのが目的。日付は9と3を「草」と読む語呂合わせにちなむ。
由来を読む → - 食
くるみパンの日
くるみパンの日(毎月3日)は、カリフォルニアくるみ協会が制定した記念日。「毎月来る3日」を「来るみっ日」と読み替え、「くるみ」にかけた語呂合わせに由来する。ビタミンやミネラルを豊富に含むくるみパンを、定期的に楽しんでもらうことを目的としている。
由来を読む →
