要点
- 日付
- 毎年 8月4日
- 制定者
- 橋の日実行委員会(宮崎県)
- 制定年
- 1985年
この日の暦(2026年)
「はし」の語呂合わせから生まれた記念日
橋の日は、毎年8月4日の記念日です。1985年に、宮崎県延岡市出身の湯浅利彦氏が提唱しました。その後、宮崎「橋の日」実行委員会が毎年の催しを開き、広めてきました。
日付の由来は、「は(8)し(4)」と読む語呂合わせです。ふだん何気なく渡っている郷土の川と橋に、改めて感謝する日として広められました。
延岡の川で遊んだ子どもの記憶
提唱者の湯浅利彦氏は、宮崎県北部の延岡市で生まれ育ちました。家の近くを流れていたのは、五ヶ瀬川の派流の大瀬川です。子どもの頃は近所の仲間と魚を捕ったり泳いだりして、毎日のように川で遊んでいたといいます。
その川には、二つの橋が架かっていました。台風のたびに壊れる木造の大瀬橋と、びくともしない頑丈なコンクリート造の安賀多橋です。木造の大瀬橋が流されて町が分断され、不便な思いをしたとき、湯浅氏は橋の大きさとありがたさを子ども心に教えられたと振り返っています。
こうした体験から、湯浅氏は1985年9月に橋の日を提唱しました。郷土のシンボルである河川と、そこに架かる橋を通して、ふるさとを愛する心を高め、河川の浄化を図ろうという呼びかけです。1994年8月4日には、日本記念日協会から記念日として認定されています。
延岡から宮崎へ、そして全国へ
宮崎「橋の日」実行委員会によると、1986年に延岡市で第1回の「橋の日」が開かれました。翌年には宮崎市で有志が実行委員会をつくり、1987年に大淀川に架かる橘橋で、第1回の宮崎「橋の日」イベントを開いています。
実行委員会は、元宮崎県土木部長の大田原宣治氏を会長に、会員40名と各団体、橋梁メーカー、行政機関の協力で催しを開いています。掲げている目的は、次の四つです。
- 8月4日を「橋の日」と定め、郷土の心のイベントとする
- 暮らしと文化に深く関わる川や橋に感謝し、橋や河川とふれあう日にする
- 郷土を愛する心と、河川の愛護・浄化への関心を育てる
- 「橋の日」を通して多くの人との心のかけ橋をつくり、全国的な運動に広げる
毎年8月4日には、宮崎市の橘橋の北詰めで催しや広報・啓発活動を行っています。2018年5月の会長のあいさつは、宮崎発祥のこの記念日を全国に広めようと活動を続けてきたなかで、前の年に47すべての都道府県で「橋の日」の運動が行われるようになったと伝えています。
8月4日に流された初代の橘橋
実行委員会の催しの場になっている橘橋には、橋の日と同じ8月4日にまつわる出来事があります。
初代の橘橋は、1880年(明治13年)4月に、医師の福島邦成が私費で大淀川に架けた木橋です。長さは350m、幅は3.9m。邦成は自ら「橘橋」と名付け、渡る人からは渡り賃を取りました。一人6厘、牛馬や車は1銭8厘です。
ところが初代の橘橋は、わずか4か月後の同じ年の8月4日、大水で流されてしまいます。その後も、架け替えと流失が繰り返されました。1888年(明治21年)に架けられた木橋は39年もちましたが、1927年(昭和2年)8月11日の台風で流されています。
大淀川の下流で初めての永久橋として完成したのは、1932年(昭和7年)4月30日。長さ385m、幅16.4mの橋でした。いまの橘橋は6代目で、長さ389m、幅28m。1979年(昭和54年)6月に全面開通しました。
暮らしを支える橋
橋は、川や谷、道路、線路などの上に架けられ、離れた場所どうしを結ぶ構造物です。人や車の通り道になるだけでなく、水道管やガス管などを通す役割を持つ橋もあります。
形式もさまざまで、代表的なものには次のような種類があります。
- 桁を渡して支える桁橋
- 弧を描く形で重さを受け止めるアーチ橋
- ケーブルで橋桁をつるす吊り橋
- 塔から斜めに張ったケーブルで支える斜張橋
材料には、木や石、鉄、コンクリートなどが使われてきました。どの形式や材料を選ぶかは、架ける場所の地形や川幅、通る交通の種類によって変わります。
近くの橋を、立ち止まって眺める
通勤や散歩でいつも通る橋があれば、渡る前に少し離れた場所から全体を眺めてみてください。形式や欄干の装飾、親柱に刻まれた橋の名前を確かめると、毎日の道の見え方が少し変わります。橋の下を流れる川の様子も、あわせて見ておきましょう。
よくある質問
Q&A 橋の日はいつ?
8月4日です。「は(8)し(4)」の語呂合わせです。
橋の日を提唱したのは誰?
宮崎県延岡市出身の湯浅利彦氏で、1985年に提唱しました。
橋の日は日本記念日協会に認定されている?
1994年8月4日に日本記念日協会が認定しました。
出典
SOURCES- 宮崎「橋の日」実行委員会「目的と活動」 https://hashinohi.jp/%e6%a9%8b%e3%81%ae%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%b4%bb%e5%8b%95/%e7%9b%ae%e7%9a%84%e3%81%a8%e6%b4%bb%e5%8b%95/
- 宮崎「橋の日」実行委員会「「橋の日」提唱によせて」 https://hashinohi.jp/%e6%a9%8b%e3%81%ae%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%b4%bb%e5%8b%95/%e3%80%8c%e6%a9%8b%e3%81%ae%e6%97%a5%e3%80%8d%e6%8f%90%e5%94%b1%e3%81%ab%e3%82%88%e3%81%9b%e3%81%a6/
- 宮崎「橋の日」実行委員会「会長挨拶」 https://hashinohi.jp/%e6%a9%8b%e3%81%ae%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%b4%bb%e5%8b%95/%e4%bc%9a%e9%95%b7%e6%8c%a8%e6%8b%b6/
- 宮崎「橋の日」実行委員会「橘橋の歴史」 https://hashinohi.jp/%e5%ae%ae%e5%b4%8e%e3%81%a8%e6%a9%8b/%e6%a9%98%e6%a9%8b%e3%81%ae%e6%ad%b4%e5%8f%b2/
- 宮崎「橋の日」実行委員会「初代橘橋と福島邦成」 https://hashinohi.jp/%e5%ae%ae%e5%b4%8e%e3%81%a8%e6%a9%8b/%e5%88%9d%e4%bb%a3%e6%a9%98%e6%a9%8b%e3%81%a8%e7%a6%8f%e5%b3%b6%e9%82%a6%e6%88%90/
関連リンク
- 橋の日実行委員会 https://hashinohi.jp/
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
8月4日は #橋の日 。1985年、宮崎県延岡市出身の湯浅利彦氏が「は(8)し(4)」の語呂合わせで提唱しました。いつも渡る郷土の川と橋に感謝する日です🌉 #今日は何の日
- 文例 2
きょう8月4日は橋の日。宮崎市の初代橘橋は、1880年に医師の福島邦成が私費で架けた木橋でした。ところが同じ年の8月4日、大水で流されています🌉 #今日は何の日 #橋の日
- 文例 3
8月4日は #橋の日 。[店舗・施設名]では、地元の橋にちなんだ[企画・商品名]を用意しました。通い慣れた橋を、きょうは少し立ち止まって眺めてみませんか🌉 #今日は何の日
SAME DAY 8月4日は、こんな日でもあります
- 健康
栄養の日
栄養の日(8月4日)は、管理栄養士や栄養士でつくる公益社団法人日本栄養士会が2016年に制定した記念日。8月1日から7日までの「栄養週間」とあわせて定められた。「栄(8)養(4)」と読む語呂合わせに由来する。栄養について学び体感することをコンセプトに、日々の食生活を見つめ直してもらうことを目的としている。
由来を読む → - 文化
箸の日
箸の日(8月4日)は、「は(8)し(4)」の語呂合わせに由来する記念日。日本記念日協会の登録では、名古屋市に本店を構え箸の製造・卸・販売を手がける株式会社藤本商會本店が制定した。1975年に「箸を正しく使おう」という提唱から始まったとする説明もある。箸供養などの行事が行われる。
由来を読む → - 健康
パラソーラの日
パラソーラの日(8月4日)は、大阪の化粧品メーカー株式会社ナリス化粧品が制定した記念日。8と4を「パ(8)ラソーラで、シュ(4)ーッ」と読む語呂合わせに由来する。紫外線が強まる時期にスプレー式日焼け止め「パラソーラ」を活用してもらうことを目的としている。
由来を読む → - スポーツ
アニバーサリースカイダイビングの日
アニバーサリースカイダイビングの日(8月4日)は、IVYプロパティーズ合同会社が制定した記念日。「山の日」である8月11日から週間カレンダーで真上にあたるこの日を、空を意味する日として位置づけている。結婚10周年の夫婦がともに大空へ飛び出すスカイダイビング企画を同社は提案しており、その魅力を広めるのが目的。
由来を読む → - スポーツ
走ろうの日
走ろうの日(8月4日)は、熊本県の「熊本走ろう会」が2010年に定めた記念日。8と4を「走(は=8・し=4)ろう」と読む語呂合わせに由来する。1972年に金栗四三氏を初代名誉会長として発足した同会が、みんなで走る楽しさと健康への感謝を分かち合う日としている。
由来を読む → - 食
みたらしだんごの日
みたらしだんごの日(毎月3日・4日・5日)は、串団子「みたらしだんご」を手がける山崎製パン株式会社が制定した記念日。「み(3)たら「し」(4)だん「ご」(5)」と読む語呂合わせにちなむ。スーパーやコンビニで身近なこのおやつを、より多くの人に味わってもらうのが目的。
由来を読む →
