要点
- 日付
- 毎年 11月3日
- 制定者
- NPO法人奥会津まちづくり支援機構
- 認定
- 日本記念日協会
この日の暦(2026年)
由来
赤べこの日は、福島県河沼郡柳津町に事務局を置くNPO法人奥会津まちづくり支援機構が制定した記念日です。日本記念日協会にも認定されています。
柳津町は、「赤べこ」伝説の発祥の町といわれています。大地震で圓藏寺が壊れ、再建することになったときのことです。赤毛の牛の群れが現れ、崖の上へ資材を運ぶのを助けてくれたと伝えられています。
この記念日は、赤べこを通して町の歴史や文化をより多くの人に知ってもらい、地域を盛り上げることを目指しています。
日付には二つの意味が込められています。ひとつは、圓藏寺が数字の13を大切にしていること。もうひとつは、町の文化である赤べこを敬愛する気持ちです。この二つを重ねて、「文化の日」の11月3日が選ばれました。
圓藏寺に伝わる赤べこ伝説
伝説の舞台は、柳津町にある圓藏寺(えんぞうじ)です。nippon.comの記事は、臨済宗の古刹と紹介しています。会津柳津観光物産協会によると、1611年に会津地方を襲った大地震で、虚空藏堂をはじめ僧舎や民家が倒れ、柳津町も大きな被害を受けました。
震災後の1617年、本堂の虚空藏堂は、いまある岩の上に初めて建てられることになりました。ところが、大きな木材を岩の上まで運び上げるのに、人々はたいへん苦労します。nippon.comの記事によると、木材は川を使って運ばれてきたため、険しい斜面を上げるのが難しかったといいます。
そこへ、どこからともなく力の強そうな赤毛の牛の群れが現れ、木材運びに苦労していた黒毛の牛を助けました。おかげで本堂は無事に建てられたと伝えられています。人々は懸命に働いた赤毛の牛を「赤べこ」と呼び、忍耐と力強さの象徴として、さらには福を運ぶ牛として親しむようになりました。この伝説が、柳津町が「赤べこ発祥の地」といわれる理由です。
赤い色と黒い模様に込めた願い
赤べこには、病よけの願いも込められています。nippon.comの記事によると、会津地方で天然痘が流行した1713年、赤べこを持っていた子どもには感染しなかったという言い伝えがあり、それ以来、厄よけや無病息災のお守りにもなったといわれています。胴体の黒い丸模様は、天然痘が治ったあとに残る「あばた」を表し、病を身代わりに引き受けてくれる意味があるとされます。
柳津の観光協会の公式noteも、赤い色は病魔を払う色と考えられていたと紹介しています。病気をもたらす疱瘡神が赤を好むことから、赤でもてなして病を軽く済ませてもらおうという意味もあったといいます。
張り子づくりの広がりには、城下町の事情も関わっています。会津若松では武士の内職として張り子づくりが奨励され、赤べこは「起き上がり小法師」と並ぶ名産品になりました。
町で出会う赤べこの家族
柳津町では、道の駅や町のあちこちで赤べこの親子が迎えてくれます。会津柳津観光物産協会によると、父が「福太郎」、母が「満子」、子どもが「もうくん」「あいちゃん」「やなぎまる」です。nippon.comの記事では、「きよひめ公園」で大きな福太郎と記念撮影ができると紹介されています。公園からは、赤牛が木材を運んだと伝わる只見川と、崖の上の虚空蔵堂が見えます。
赤べこという郷土玩具
赤べこは、福島県の郷土玩具として知られる牛の人形です。「べこ」は牛を意味する言葉で、その名のとおり、赤く塗られた体がよく目を引きます。
多くは張り子で作られています。胴体と頭が別々になっているのが特徴で、頭や体に指で軽く触れると、首がゆらゆらと揺れます。そのしぐさには愛嬌があり、置物として飾られてきました。
赤べこは魔除けにも用いられます。縁起物として家に飾る人もいれば、贈り物にする人もいます。顔や体の模様は作り手によって違うので、いくつか並べて見比べると表情の違いがよくわかります。
赤べこの首を揺らしてみる
家に赤べこがあれば、棚から出して首をそっと揺らしてみてください。手元にない場合でも、福島の郷土玩具を扱う売り場や物産展なら実物を手に取れます。あわせて、柳津町に伝わる赤毛の牛の話を調べて、伝説の舞台となった圓藏寺についても読んでみてください。
よくある質問
Q&A 赤べこの日はいつ?
11月3日です。「文化の日」と同じ日です。
赤べこの日を制定したのは?
福島県柳津町のNPO法人奥会津まちづくり支援機構です。
赤べこ伝説とは?
地震で倒れた圓藏寺の再建で、赤毛の牛が木材運びを助けたという話です。
出典
SOURCES- 日本記念日協会「赤べこの日」 https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=3223
- 会津柳津観光物産協会「赤べこ伝説」 https://aizu-yanaizu.com/feature/akabeko-legend/
- nippon.com「福島・会津の郷土玩具「赤べこ」がSNS世代にブーム!?」 https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/gu900327/
- 会津柳津観光 note「赤べことは何者なのか?」 https://note.com/yanaizu_kankou/n/n1ed929b2c7fe
SNS 投稿文例
FOR YOUR POST企業・団体の SNS 担当者の方はご自由にお使いください。
- 文例 1
11月3日は #赤べこの日 。福島県柳津町は、地震で倒れた圓藏寺の本堂を再建するとき、赤毛の牛の群れが木材運びを助けたという「赤べこ伝説」の町です🐮 #今日は何の日
- 文例 2
赤べこの胴の黒い丸模様は、天然痘が治ったあとに残るあばたを表し、病を身代わりに引き受けてくれる意味があるといわれます🐮 #今日は何の日 #赤べこの日
- 文例 3
11月3日は #赤べこの日 。会津の郷土玩具にちなんで[実施する施策]🐮 #今日は何の日
SAME DAY 11月3日は、こんな日でもあります
- 文化
ゴジラの日
ゴジラの日(11月3日)は、1954年11月3日に映画『ゴジラ』第1作が公開されたことにちなむ記念日。東宝が2017年に日本記念日協会に認定・登録した。
由来を読む → - 健康
ほるもんの日
ほるもんの日(11月3日)は、一般社団法人日本内分泌学会が制定した記念日。アドレナリンの発見者として知られる高峰譲吉博士が生まれた日にちなんでいる。ホルモンや内分泌疾患についての正しい知識を広め、病気の早期発見・治療につなげることを目的としている。
由来を読む → - 産業
ビースリーの日
ビースリーの日(毎月3日)は、脚のラインを美しく見せるパンツのブランド「ビースリー」を手がける株式会社バリュープランニングが制定した記念日。「Fit Better・Feel Better・Look Better」という3つのコンセプトの頭文字Bにちなみ、毎月3日とした。ブランドの認知度を高めるのが目的。
由来を読む → - 文化
物理の日
物理の日(11月3日)は、物理学の普及と発展を目的に活動する一般社団法人日本物理学会が制定した記念日。湯川秀樹博士の日本人初のノーベル物理学賞受賞が決まった1949年11月3日と、日本発の新元素「ニホニウム」の原子番号113にちなんで日付とした。青少年をはじめ広く物理学への関心を高めるのが目的。
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井さんの日
井さんの日(11月3日)は、熊本県産山村の全国井さん祭り実行委員会が制定した記念日。「いー(11)さん(3)」と読む語呂合わせにちなむ。一音一字の「井」姓が日本一多いとされる産山村で、村に湧く清らかな水をルーツとする「井」姓を生かした村おこしを盛り上げるのが目的。
由来を読む → - 食
高野豆腐の日
高野豆腐の日(11月3日)は、全国凍豆腐工業協同組合連合会が制定した記念日。「高野」を58と読む語呂合わせから、新年まで残り58日となるこの日を選んだ。おせちの定番食材である高野豆腐を、国内外に広く知ってもらうことを目的としている。
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